目の前に立ちはだかる剣ケ峰、火口から立ち昇る噴煙、広がる展望が〜〜〜
雌阿寒岳(1499m)阿寒湖畔コース


2003年11月22日(土)、どうやら週末の天気は全道的に大荒れの模様でした。しかし道東方面は風が強いものの天候は晴れ。
おっさんとおばさんは狩勝峠経由で士幌道の駅「ピア21」へ、時間的余裕があったので、そのまま阿寒湖を目指し、さらに南下して阿寒町「阿寒丹頂の里」で車中泊、丹頂鶴の鳴き声で目覚めたのです。

先週「夏山シーズンの終わりを告げる・・・」とかなんとか言っておきながらも、未練がましく登る二人だったのでした。

標識さて今回は「雌阿寒岳(阿寒湖畔コース)」を歩くことにしました。このルートに関しては、以前このHPの掲示板で「オレッチ達」さんから、「剣ケ峰」の迫力はすごく良いですよ〜〜〜なんて書きこみがありまして、来年目指そうかなぁ〜〜なんて思っていましたが、結局待ちきれずの山行となったのです。

国道から約5kmで登山口と登山届ポストがあり、そこから右の道を約700mほど進むことができ、駐車スペースもありました。

準備をしていると一組の男女がやってきて、お先に出発!このコースはてっきり二人占めかと思っていましたが、なにかほっとしながら午前8時15分おっさんとおばさんも出発です。

予想通り天気は上々、樹林帯に日差しが入りこむとなにか明るく、登山道も大変良く整備されていて、途中には頂上まであと○○kmと書かれた標識があったりして、なだらかな登山道を順調に進む二人だったのです。

ハイマツに突入
ハイマツ帯に突入

約1.5kmほど歩くと目の前をハイマツが遮りました。「おっほ〜〜〜ここからハイマツ帯だな」二人は何のわだかまりも?なくハイマツトンネルに突入です。

少し進むとやっと本格的な登りを感じるようになり、しかしその登りもハイマツのおかげ?であまり苦痛にはならず、「なんの〜〜〜この〜〜〜」と叫びながらのハイマツとの格闘が続くのでした。

振りかえると雄阿寒岳がくっきりと見えています。「ほっら〜〜〜見えてるよ〜〜〜見えてる」「本当だぁ〜〜〜」そんな叫び声を上げながら更に進んで行きました。

雄阿寒岳

やがてそんなハイマツの間からチラッと尖ったピークが見えてきました。「あれかな??」二人の足取りは早まり、ハイマツをビシバシとかきわけながら進みますが?が?次々と襲いかかるハイマツに腰を低くしたり、立ちあがったり、ザックを掴まれて思わず後ずさりしたりと、結構な闘い?が繰り広げられたのでした。

そのチラッと見えていたピークはどんどんと近づいてきて、そして・・・

ピークが近づく

登山ものがたり
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