title

「今週は何処へ行こうか〜」おっさんとおばさんはちょっと悩んでいました。今時期の山はやはり咲き始めた花の競演が楽しみですから、、、「今年は雪が多かったからぁ〜〜〜まだ咲いてないかも、、、でも樺戸山地なんか良いかもしれないね、神居尻山なんて雪もほとんど無いようだし、、、」
こうなるとあとは天気予報との相談です。「ありりっ、日曜日はダメだ、行くなら土曜日!なるべく早い時間に」、こんな結論を得た二人は2005年6月11日午前7時45分、神居尻山Bコース登山口に立っていました。

Bコース登山口

登山口にはお知らせ文が貼ってあり、神居尻山〜ピンネシリの縦走路がAコースピンネシリ分岐点から1.5km地点以降は崩壊個所があり、通行出来ないとの事でした。

さて、今回はBコースから登ってCコースに下ります。ちょっと階段を登ってなだらかな樹林帯に入るともううっすらと汗をかいて来る二人だったのでした。この日は時折ちょっと薄日も差す天気でしたが、かと言っていつポツポツと雨が降ってきてもおかしくない状況であり、必然的に湿度もかなり高く且つ気温もそれなりに高く、樹林帯の中を進む登山道は当然風もほとんど無く〜〜〜

登り

そんな環境って小さなムシさん達にとってはたまらない状況?であり、二人の周りにはすぐに大歓迎するムシさんたちがワンサカと集まって来たのでした。「うるっさ〜〜〜い」おっさんは手で払いのけながら進んで行くのです。そしてこの山の名物?階段登りが始まり、それがまあ何段も何段も続いていて、、、ここはじっと我慢の登りが続くのでした。

階段

ツルシキミ
ツルシキミ
ブランク

キバナイカリソウ
キバナイカリソウ

足元を見ると小さな花が咲いています。おっさんは「どーーーっれ」としゃがみこんでカメラを構えると「はい、待ってましたぁ〜〜〜ブーーン!!」とばかりに顔の周りやカメラを持つ手にムシさん攻撃が始まるのです。「うるさいっ、、、あっち行けぇ〜〜〜」と追い払うのですが久々のゴチソウにムシさんの勢いは一向におさまらず、耳の中や口の中、鼻の穴にまで入り込むような状況に「た、た、たまらぁ〜〜〜ん」と撮影を止めてかけ上がるのでした。
ちょっと一休みとザックを肩から下ろすと、ザックの周りには、、、あぁ〜〜〜ムシさんがワンサカと集って踊るのですよ、、、こりゃあ大変!!!

ロープだ

やがて傾斜もどんどんと急になって来ました。危険と思われる登山道の両脇には太いロープが随所に張ってありますので、ゆっくりと確実に登って行けば問題は無いでしょう、でも下りでは結構滑りますから注意が必要でしょうね。Bコースは3つのコースの中で一番傾斜がキツイですが、距離的に短いので利用される方が多いです。

登山道の所々には案内板が設置されていて、現在位置を確認しながら(え〜〜〜っ、まだこんなとこっ〜〜)登りを楽しむ?こともできます。

案内

登山ものがたりへ
次のページ
HOME