沢を右へ左へ

やがて大きな滝が現れます。ここはちょっと緊張です、滝の左岸の岩場を進むのですが、結構高度がありしっかりとした足場もありませんので、ゆっくりと慎重に進みます。

もちろん落下すると怪我&ずぶ濡れでしょうね。雨の後の滑りやすい時にはちょっと難儀するかもしれません。

左岸を進む
左岸を進む

ここを過ぎるとまるでロープのような木の枝がぶら下がった一気の登りです、注意注意!!登りきってホッとして一服です。
曇り空なのですが無風なのでかなり汗をかいています。そんな二人を標的にして虫さんがブンブンとなれなれしくまとわりついて来るのでした。登山口で「虫さんバイバイ」を吹きつけて来たのですが、もう効き目が無くなっているのでしょうか・・・やはりハッカの方が効くような気もしますが。

さらに沢に沿って進みます、途中何箇所か踏み跡が分かれているところがありますので、しっかりと進行方向を確認しながら進みましょう。
沢には一部ですがまだ残雪がありました。木々の緑と残雪模様が織り成す「沢の春」的な雰囲気は、深い渓谷に立ち入ったような、それでいて植物の新たな息吹を感じる瞬間でもあったのでした。

新緑と残雪模様
新緑と残雪模様

この残雪を見ながら大きく高巻いて行きます、これがまたかなりの急登なのです、しかも滑ります。木々の枝に捕まったり、足場にしたり、よじ登ると言った感覚でしょうか。下山時には特に注意が必要ですね。

汗みどろになりながら登りきり、一旦傾斜が緩むと二人はまたお花さんを楽しみながら歩くのでした。

急斜面を攀じ登る
急斜面を攀じ登る

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