遂にドッカーーンと、、、

嗚呼・・・・・・・・遂に恵庭岳はその全貌をあらわし、その手前の裾野には真っ白に凍ったオコタンペ湖が見えてきて、遠くには支笏湖が日差しに輝きながら浮かんで来るのです。

「恵庭岳のあの岩峰の基部まで行ったんだよなぁ〜〜〜」koyaさんは感慨深げにつぶやき、「あっ、あの〜〜〜我々は行きませんからね、あんなところはとてもとても、、、遠慮しておきますデス」と怖気づく他の3人だったのでした。

「いやいや、まだまだこれからどんどんと角度がついた展望が楽しめるんですから、、、」木々の間からオコタンペ湖を狙っていたcountrymanさんに向かって、おっさんはカメラを手にせずに、そう叫んでいました・・・・・

恵庭岳
恵庭岳と手前に氷結したオコタンペ湖、後ろに支笏湖

さあ、前日のトレースはほとんど見当たらなくなってきて、本格的なラッセルとなり、しかしその雪は見事なパウダー状態で、パフパフの軽〜〜〜いものだったのです。koyaさんを先頭に進んで行きました。

まだまだ青空が見えていますね〜〜〜さあ、もう少しで漁岳の山頂部が見えてくるぞ、、、一行の脳裏には最後のドッカーーンの画像がちらついていたのでした。

ラッセルは続く

一番後方から登って来るcountrymanさん、まるで恵庭岳を背負いながらの気持ちの良いラッセルです。「お〜〜〜良いんでないかい、おっさんは振りかえりざまシャッターを押していました。「でもなぁ〜〜〜まだまだこれからなんだけどぅ〜〜〜」おっさんのそんな楽観的な予想は、、、果たして当るのか外れるのかぁ〜〜〜

恵庭岳を背に

1175mポコを目指して、真っ白い斜面を登り始めました。おっさんが先頭をきって登って行きます。過去2回登っていましたので、とりあえずこのあたりは、、、とラッセルをかってでたのです。

そしてその頃から急に空模様が怪しくなりはじめ・・・風も強くなってきて一気に暗い雲が流れてきたのでした。「ありりりっ、、、そんな筈はないぞっ」おっさんはそんな言葉をグッと飲みこみながらラッセルを続けていました。「ちょっと登り過ぎたかなぁ〜〜〜このあたりでトラバースして行こうかな」さらにもう一度大きくジグをきって登って行ったのです。

1175mポコ手前
写真提供:koyaさん

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