6時44分、上ホロ分岐を富良野岳方面へと進む。 三峰山沢を過ぎて小さな雪渓を進むころから、いよいよお花畑があらわれ、そして目の前にどっしりと構えた富良野岳が見えてくると、気分が高鳴ってくるのを覚えた。 |
雪渓を超えて |
2年前にはもっと雪渓の雪も多かったし、このあたりはガスでほとんど展望がきかなかった。でも今日は違う、 花はもちろん、視界も十分であり、このまま行けばすばらしい山行になる筈であった。 この「筈であった」という表現はなんとなく後のストーリーを暗示しているようで、私としては多少不満だ。しかしまあ、この程度の不満は情報提供者と、受益者?の間で許されるこまかな隙間??なのかもしれない。 |
富良野岳を見ながら |
さて、急な登りを「トカチフウロ」の清純な姿を見ながら登ると、富良野岳肩分岐に出る、7時55分。 さてさっそく視線を移すと、十勝岳が見えている、なにやら怪しい雲がうっすらと巻きつき始めていた。あわててデジカメのシャッターをおす。「っふーーーっ」間に合った。雲が流れると安政火口からの不気味な地肌色が際立って見える。 |
十勝岳方面 |
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