2002年6月4日、私達はえりも町にいた。以前から連絡をとっていたkusaさんから「komaさんとお花を見に行くので一緒にいかがですか」とのお誘いをうけ、もう小躍りしての花歩きとなったのだ。
午前9時えりも町市内を出発、目的地へ向かう。
「うーーん、このあたりよね」しきりと車の窓から覗く、、、「あーーあそこよあそこ!」
kusaさんとkomaさんの声で車から飛び降り小さな沢へ下りると、そこはもう一面のピンクのジュウタンだ。おばさんはもう興奮状態で大声をあげる「スッゴーーーイ」私とkomaさんはカメラに向かってシャッターを押す。
あまりのクリンソウ群落に、どのポジションが良いのか目移りしてなかなか決まらない。「えーーい、ままよ」とシャッターを押す。写しても写しても被写体(クリンソウ)はどんどんと表情を変えて現われ、そのたびに「あーーこれも撮っちゃえ、、、あれも・・・」
おばさんが呼んでいる「こっちの、、、これがきれいよ」。ファインダー越しの私の目はすっかりピンク色に染まっていた。
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