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今回の行程は、案内板の標識によると距離が片道2361mである。標高差は200mほどだから体に優しいゆったりとした散策モードを楽しむことができる。
やがて馬追温泉方面への分岐を左に分けて、そのまま進んで顕著な尾根に取り付く。靜台まで1200mの案内板があったので、この分岐が距離的には全行程の半分ほどと言うことになる。時折下って来る人達とすれ違う程度の静かな尾根路が続いた。

緩やかな登りが続く遊歩道脇には~オオダイコンソウが見頃、エゾタツナミソウがちょうど咲き始めたところであった。前述のチシマアザミもあちこちに林立していた。

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馬追温泉への分岐を左に分けて、顕著な尾根にとりつく

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山頂まで緩やかな尾根路が続く

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オオダイコンソウ

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エゾタツナミソウ
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やがて前方に天測点を見て~ほどなく標高272.7mの靜台に立つ。フェンスに遮られた遠望になるので、チルト式液晶モニタを利用してフェンスの上部隙間から撮影した。残念ながら曇り空ではあったが。

水分補給をしてすぐに下山を開始した。登りで撮影した山野草の撮り直し? いや、念のためもう一度と言った方が正しいかもしれない。今回初見のオオキヌタソウ、高さ30~60cmほどのアカネ科の多年草である。やや似た花にミヤマキヌタソウがあるが、花姿が見た目からも大きく、葉には柄があり、4~5深裂した花冠とその特徴が確認できた。

初見の山野草との出会いに心地よい余韻を感じながら登り口に向かって下って行く。

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瀞台へ

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フェンス上部からの展望

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オオキヌタソウ
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