さて、山頂向かって花々に囲まれた稜線歩きは続く。ハクサンボウフウやチシマフウロ、そしてあちこちに咲くハクサンチドリ・・・「あっ、白花よっ」とおばさんが指差す。 山頂が近づくにつれて風が一段と強くなってきた。3年前に登った時も稜線に出てからは同じような強風に見舞われたのだが、「あの時よりは少し弱いかな~」。今回の行程は標高差約220m、歩行距離は片道約2kmと~シーズンの始まりに相応しい体に優しい山行でもある。前方から二人連れの方が下りてきた。前述したkoyaさんに続く本日二番目の登頂者だろうか。 |
||||||
チシマフウロ |
||||||
ハクサンボウフウとチシマフウロ、そしてハクサンチドリ |
||||||
|
||||||
白樺山の山頂標識は以前と変わっていなかった。相変わらず標高923mと刻まれているが~地図で見ると等高線は950mを超えている。山頂からは岩内岳と眼下に岩内市街と日本海が広がり、縦走路の奥には遠くワイスホルンの山並みが見える。目の前には大きくシャクナゲ岳がそびえるが、距離的には結構遠く感じるようにも見える。 |
||||||
左に岩内岳、眼下に岩内市街と日本海が広がる |
||||||
縦走路の奥にワイスホルンを見て |
||||||
右に大きくシャクナゲ岳 |
||||||
風を避けてちょっとだけ休憩、水分補給をして軽食を頬張る。前方に大きく広がる目国内岳を見ながら下って行く。風に揺れるミヤマオダマキ、そして強風の中をガレ場や草地にへばりつくかのようにミヤマアズマギクが群生する。 この頃になると、次々と登ってくる人達が続いた。挨拶を交わしながら下って行く。そしてこの日の二つ目の出会いがあり、「わ~久しぶり」とJさん姉妹とひとときの懇談~さらに駐車場で装備を解いていると「あっ、こんにちは」と目国内岳に登ってきたYさんとの出会いが続いた。三度も出会いのあった一日に驚きながら~少し静けさを取り戻した山域を後にした。 |
||||||
ミヤマオダマキ |
||||||
ミヤマアズマギク |
||||||
前方に目国内岳を見ながら |
登山ものがたりへ | HOME |