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大倉山から三角山を目指して戻り始めた。稜線から下りて哲学の道への分岐を左に分け~まっすぐに進んで急な階段を登って行く。ここは一汗かくところだが、慎重にゆっくりと歩を進め~登りきると四阿だ。今回はそのまま十の坂へ進んで三角山の頂上に立った。やや霞んだ印象ではあるものの、円山や藻岩山がシルエットとなって見えていた。眼下に見える札幌市街は手前の木々でやや遮られる展望となっている。

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木々の間から三角山を見ながら戻り始め

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急な階段を登り

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四阿を左に見て十の坂へ

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三角山頂上へ

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藻岩山と円山のシルエット

三角山の頂上では写真を撮ってすぐに下り始めた。残りの行程は「二人静かの散歩道」を経由して下山するだけだが・・・「あっ、クマゲラの声!」二人ほぼ同時にその方向を見下ろす。藪の奥にクマゲラ♂の姿が見えた。残念ながら開いているところは無い。おばさんはそのままシャッターを押した。ストンと木の根元に下りたような・・・そのまま姿は見えなくなった。

二人静かの散歩道から急斜面をジグザグと下り切って~宮の森口側への分岐からはこぶし平へ向かってなだらかな散策路だ。この頃になるともうすっかり早春の花モードだ。あちこちとカメラを向けながらゆっくゆっくりと山の手入口に向かって進んで行く。

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大きくジグを切りながら下って行く

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眼下の藪の中にクマゲラ♂が・・・

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なだらかな散策路をこぶし平へ向かって

今回の山行のメインである早春を彩る花々、フクジュソウがまだちらほら咲いていた。エンレイソウはやっと咲き始めたところ、この時期の山野草の代表格とも言えるエゾエンゴサクはあちこちで群落を為して咲き始めていた。やはりこの花を見ると「春爛漫」と言った気持ちになる。これから一段と彩りを添えることになるのだろう。やや白っぽい株もあったが散策路の奥だったのでおばさんが望遠レンズで撮影した。

まだ少ないながらもキバナノアマナの咲き始めを見つけてカメラを向ける。往路ではまだ花が閉じていたキクザキイチゲが散策路脇のあちこちで咲き始めていた。こうなるといつものことだがなかなか進まない。たっぷりと時間をかけて花々を堪能しながら山の手入口に下り立った。いよいよ私達の「花々を愛でる山登り」が始まりを告げようとしていた。

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フクジュソウ

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エンレイソウ

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エゾエンゴサク

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白っぽいエゾエンゴサク

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キバナノアマナ

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キクザキイチゲ

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コースタイム(含休憩時間&撮影時間)
山の手入口 06:25  大倉山 07:20-07:35  三角山 08:05  山の手入口 09:35
【歩行距離 5.9km  延行動時間 3時間10分】

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