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次々と登って来る登山者と入れ替わるように~私達は次の目的地点である黒岳石室に向かって進んで行く。ポン黒岳からは眼下に石室を見ながら下って行くことになる。今回の行程(予定)は石室から雲ノ平へ、そしてお鉢平展望台まで。歩きなれた道程でもある。風は弱く絶え間なく降り注ぐ陽射しも心地良い。
若い頃?には、紅葉の進行状況に一喜一憂したものだが・・・最近ではあまりこだわることは無い。それよりも今、ここを自分達が歩いていることの満足感の方が圧倒的に大きい。




眼下に黒岳石室を見て




まだ群生していたミヤマアキノキリンソウをズーム(おばさん撮影)



賑わう黒岳石室前で休憩してから、分岐を少しだけ北海岳方面へと進んだ。美ケ原入口付近の紅葉を見たかったからである。写真を撮っていると前方から来た単独の男性が、「もう少し先の紅葉も良かったですよ」と教えてくれた。お礼を言って別れたのだが・・・帰路に時間的な余裕があれば寄ってみることにして~分岐に戻っていよいよ雲ノ平に進んで行く。なだらかな道程が展望台へと続く大好きなところだ。
色づき始めたウラジロナナカマド、そしてチングルマの綿毛が一面を真っ白に覆う。赤石川方面の展望のなんと美しいこと。ヒメクロマメノキやウラシマツツジの紅葉の奥に凌雲岳や北鎮岳を見る。

時々先を進むおばさんが立ち止まる。カメラを構えてシャッターを押す。「ノゴマよ」、、、そして次は「カヤクグリだわっ」、、、さらにビンズイとこの時期比較的高山で見られることが多い野鳥との出会いだった。


美ケ原入口付近にて






いよいよ雲ノ平へ


奥に北海岳を見て



紅葉の奥に凌雲岳


一面にチングルマの綿毛が広がる




ノゴマ(おばさん撮影)


カヤクグリ(おばさん撮影)


ビンズイ(おばさん撮影)




流れるような紅葉グラデーション






奥に北鎮岳を見て


チングルマの綿毛が揺れる




赤石川方面が美しい

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