title

黒岳から石室に向かう尾根ではコマクサがあちこちに咲いていた。サマニヨモギはもう少しで咲き始めそう~ジムカデやタカネオミナエシ、そして遠くにヒメイワタデを見つけて望遠撮影。イワウメはとても新鮮な姿で目に飛び込んできた。


コマクサ


サマニヨモギ


ジムカデ


タカネオミナエシ


イワウメ


ヒメイワタデ

黒岳石室で15分ほど休憩して~分岐を北鎮岳方面へ、いよいよなだらかで広大な雲ノ平を進んで行くことになる。最初に迎えてくれたのがヨツバシオガマ、早速しゃがみ込んでカメラを向ける。さらに進んで行くと登山道脇を黄色が埋め尽くした。ミヤマキンバイだった。その中にエゾコザクラが咲いていた。「すごいすごい」「可愛いね~」、、、「あっ、これって白っぽいよ」おばさんが指差す。


分岐を北鎮岳方面へ


雲ノ平を行く


登山道脇を黄色が埋め尽くす


ヨツバシオガマ(おばさん撮影)


ミヤマキンバイとエゾコザクラ


ミヤマキンバイ


エゾコザクラ


白花に近いエゾコザクラ

ウラジロナナカマドの奥に見る赤石川の流れが美しく~そして前方には段々大きく迫って来る北鎮岳。登山道脇にはミツバオウレンが密生し~あちこちをエゾノツガザクラが彩る。「ニシキツガザクラかな~」「これはコエゾツガザクラかも」そんな判別の難しさはさておいて、美しく目に飛び込んできたものにカメラを向ける。

「あっシマリス!」おばさんが小さな声で叫ぶ、エゾシマリスだ。登山道脇をスルスルっと走り去る。往路では結局ほとんど撮れなかったが、帰路ではなんとか撮らせてくれた。「かわいい~」おばさんはうれしそうにシャッターを押していた。高山植物の中に見るエゾシマリスは大雪山登山の癒しのひとつでもありそうだ。


ウラジロナナカマドの奥に赤石川を見て
画像クリックで幅1024ピクセルの拡大画像表示


大きく迫ってくる北鎮岳を見ながら


ミツバオウレン


エゾノツガザクラ





エゾシマリス(おばさん撮影)






やがて私達はあっと息を呑むことになった。そのひとつは前方を一面に埋め尽くすチングルマだった。「これはすごい、すごいな~」私は叫んでいた。そう言えばこの時期にここを歩いたことは少ないように思う。紅葉時期には何度も訪れていて~「そうだ、チングルマの紅葉もすごかったよな」自分で合点しながらファインダーを覗きこむ。おばさんはチングルマに囲まれながら進んで行く。


一面を埋め尽くすチングルマ


チングルマに囲まれながら

登山ものがたりへ 次のページ HOME