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【プロローグ】

毎年紅葉の時期に訪れている小天狗岳、昨年は10月13日に登っていた。「今年は去年よりも少し早いかも?」そんな予想と天気予報から~10月11日に訪れてみた。登山口周辺の様子からなんとなく色合いが気になっていたのだが、、、登るにつれて黄葉はやや進んでいるものの過去に登った時のような色合いは感じられない。それでも足元にルイヨウショウマやツクバネソウの果実を見ながら登って行くのだが・・・「今日は止めようか」と言うことにして途中撤退。



登山口(10月11日撮影)




ルイヨウショウマの果実


ツクバネソウの果実

そしてここからが「再訪の小天狗岳」山行レポートとなる。2019年10月14日早朝、定山渓ダム下園地手前の「もみじ橋」から見下ろす紅葉にカメラを向けた。ここは大好きなポイントでもある。さて、そのすぐ先がゲートで通常は開門時間が9時からとなっているが、さすがに紅葉時期とあって?8時過ぎには開放されていた。駐車場から見上げる小天狗岳方面の彩りは3日前とは明らかに違う。ゆっくりと装備を整えて8時40分に登山口をスタート。スケジュールの都合で今回は単独山行となった。

道道の橋脚の下を通り~沢を渡りジグザグと高度を上げて行く。「うん、なかなか綺麗だな」、周辺の黄葉をカメラにおさめながらゆっくりと登って行く。ほどなく二人連れの方が追い越して行く。登山道脇にまだ咲いていたツルリンドウを見つけた。


もみじ橋から見下ろす紅葉


ダム下園地の駐車場から小天狗岳方面を見る










まだ咲いていたツルリンドウ

ジグザグと続く急な登りも一旦傾斜が緩んでほっと一息、そのすぐ先に岩塔を見て、また急な登りとなる。昨年までは朽ちた階段や鉄杭が結構目立ったのだが、今年になってからなのか登山道は良く整備されて~すっかり快適になった。階段も新しくなったし鉄杭もあまり目立たない。固定ロープは昨年同様に垂れ下がっている。そうは言っても急斜面をジグザグと一気に登って行く行程は変わらないわけで、おまけに細い登山道だからすれ違いも要注意である。

さて、周辺を囲む彩りに注目してみよう。黄葉が周辺に広がり始めていたが、下部ではまだ緑の葉も多く~これから気温が下がるともっと彩りが増すのかもしれない。ただこれは自然の織りなす技、訪れたその時々の彩りを楽しむという心掛けが一番と自分に言い聞かせる。高度が上がるにつれて秋色は~黄色の中に赤が目立ち始めるのだが、それは後述することにする。


新しくなった階段










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