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毎年GW前後に訪れている函館山、今年は最大10連休とのことで混雑回避?を狙って連休の始めに登ることにした。2019年4月28日早朝、登山口となる函館山管理事務所前の駐車場はほぼ満車状態。どうやら車中泊にも利用されているようだ。車の流れを待ってようやく駐車スペースを確保、朝食を頬張りながらゆっくりと装備を整える。前夜までの寒気と雨模様(雪も?)で心配したが、この日はうってかわって快晴である。「お花咲いてるかしら」ちょっと心配そうにおばさんが言う。

午前7時30分、旧登山道入口をスタート。ほどなく道路を通って汐見山コースへと入って行く。急斜面をジグを切りながらゆっくりゆっくりと登って行く。やがて傾斜が緩んで来て、春の陽射しをいっぱいに受けた緩やかな尾根歩きとなる。シラネアオイが咲き始め野鳥が囀り、黄色い花は?まだ残っていたコキンバイだ。オオカメノキの芽吹きがとても可愛い。そんな表情にカメラを向けながら千畳敷コースへの分岐に到着だ。今回の行程は汐見山コース~千畳敷広場~地蔵山コース~七曲りコース~宮の森コースへとひと回り、どうやら好天の散策日和になりそうだ。

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旧登山道コース入口

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急斜面を登って行く

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明るい尾根歩き

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シラネアオイ

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コキンバイ

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オオカメノキの芽吹き

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コブシの花に迎えられて

ベンチのある休憩スペースからは千畳敷コース合流地点に向かって平坦な散策コースとなる。小鳥の美しい囀りが響き渡る、「アオジね、どこかしら?」「ほら、あそこだよっ」上空に向かって囀り続けるアオジ・・・そしてウグイスが鳴きながら近くの枝に飛んで来た。しかし、なかなかベストポジション?と言うわけにはいかない。おばさんはちょっと難儀しながらシャッターを押していた。

今回の散策コースで見られた花々に話しを移そう。エゾエンゴサクやキクザキイチゲ、コジマエンレイソウはほぼ満開状態、シラネアオイ、ヒトリシズカも咲いていた。ミドリニリンソウも一輪見つけ、お目当てのスミレ類も7種類観察することが出来た。

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囀るアオジ

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ウグイスは逆光で・・・

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エゾエンゴサク

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コジマエンレイソウ

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シラネアオイ

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ミドリニリンソウ

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ヒトリシズカ

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タチカメバソウ

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キクザキイチゲ

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オオタチツボスミレ

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タチツボスミレ

千畳敷コースとの合流地点から千畳敷広場へ向かって広い道を進んで行く。このあたりから展望がぐんぐん広がって~満開のコブシの花とのコラボ?が美しい。「春だね~~~コブシ咲く、あぁ~北国の~♪」 そんな歌を口ずさみながらのんびりと進んで行く。アンテナ群の建つ函館山の横には真っ白な駒ヶ岳、その右に見えるのは横津岳付近の山々だろうか。眼下に函館市街、そして恵山方面へと続く海岸線が美しい。

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コブシの花が満開

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左に函館山、その右に白い駒ヶ岳、中央には横津岳方面の山々

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眼下に函館市街を見て

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恵山方面へと続く海岸線

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