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2017年4月28日、私達は毎年この時期に登っている有珠山を目指した。伊達市有珠町の登山口から南外輪山展望台まで、行程的には標高差約460m、距離約3.3km(片道)である。今回は花友達のAさんもご一緒の山行となった。

午前8時50分~登山口駐車場をスタート、高速道路の下を過ぎて遊歩道へと入って行く。この日の天気は晴れ、風は弱く気温もそれほど高くは無い、いわゆる絶好の登山日和となった。足元には早速タチツボスミレがお出迎え、ネコノメソウやエンレイソウ、ミツバツチグリ等も咲き始めていた。花好きのメンバーだからそんな花々を見つけるたびに歓声をあげながら立ち止まる。いつも通りのそんなのんびりとした山行が続くことになる。

樹林に囲まれてはいるものの明るい尾根を少しづつ標高を上げて登って行くのだが、何度か沢地形を越えるのでしばらくはアップダウンの繰り返しとなる。あちこちにミヤマエンレイソウも見受けられたが、まだ蕾状態のものが多かった。

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木々に囲まれた尾根を進む

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何度か沢地形を越えて

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タチツボスミレ

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ネコノメソウ

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エンレイソウ

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ミツバツチグリ

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ミヤマエンレイソウ

さて、今回の山行のお目当ての花コジマエンレイソウはちょうど咲き始めたところであった。これからまだしばらく楽しめることだろう。その花姿の大きさと濃い紅紫色の花がとても豪華な印象を受ける。照りつけるやや強い陽射しがそんな印象に拍車をかけるかのようだ。
花弁は0枚~3枚でありそんな点に注目しても楽しい。「あっ、これは1枚」「こっちは3枚」「これは花弁が無いよ」などと一喜一憂しながら散策を楽しむことになる。

何度か沢地形を越えて、階段を登り~段々傾斜がきつくなって思わず遊歩道脇のロープに手を置く。立ち止まり「ふぅっ」と息を整えてまた歩き出す。残り1.5km、残り1km~愉快な案内板が優しく導いてくれる。標高400m付近で管理道路に飛び出して一旦視界が広がる。ザックを下して小休止だ。

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階段を登り

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コジマエンレイソウ
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少し急な登りが続いて

a b

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管理道路に出ると一旦視界が広がる

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