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果たして天気はどうなのか?晴れるのか、曇りなのか~でも風は弱そうである。ただネットの山の天気予報ではあまり良くないような・・・。目覚めた朝の札幌はどんよりとした雲に覆われていた。「とりあえず登山口まで行ってみよう」そう決めて車を走らせる。青空が広がるオロフレ峠の登山口に着いたのは8時過ぎ。既に多くの車がとまっていて、出発準備をしている人達の姿もあった。上空を見上げて「来て良かったね」と言いながら早速装備を整える。

午前8時55分、登山口をスタート~すぐに低木のトンネルを潜って行く。「あれっ、まだスミレが咲いてるよ」オオタチツボスミレだった。ほどなくしてミヤマスミレも~早くも撮影モードの始まりである。やがて視界が開けると前方に羅漢岩が見えて来る。右側が切れ落ちた岩場を慎重に下る。

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低木のトンネルを潜り

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前方に羅漢岩を見て

登り始めでほぼ終盤のオオタチツボスミレを見たが、ミヤマスミレはまだあちこちで綺麗に咲いていた。今季初撮りのツバメオモトを見つけてカメラを向ける。「やっぱりここは凄いねぇ」シラネアオイはやや終盤気味ではあったが、まだ十分過ぎるほど登山道脇を彩ってくれていた。ミツバオウレンの群落に目を奪われながらしゃがみこむ。

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ミヤマスミレ

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ツバメオモト

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シラネアオイ
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ミツバオウレン

スッパリと切れ落ちた羅漢岩の岩肌を埋め尽くすチングルマのスケールには圧倒された。もちろん近づいて見ることは出来ないが遠目に見ても「わぁ~」と叫んでしまう。ズームしながらファインダーを覗く。「綺麗だぞぅ~~~」そう言いながらシャッターを押す。チングルマから見ると圧倒的に少ないもののイワウメもいい感じで咲いていた。

足元に咲く花々を愛でながらどんどん進んで行く。今回の行程は距離にして約2.5kmほど、標高差は300mである。標高差のほとんどが最後の急な尾根の登りとなるから、それまでは小さなアップダウンを繰り返しながらの尾根歩きとなる。登山口の標高は既に930mほど、標高が高いせいかまだヒメイチゲやエゾイチゲが咲いていた。コヨウラクツツジがとても良いムードで迎えてくれた。左に岩峰を見ながら先へと進んで行く。

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スッパリと切れ落ちた羅漢岩

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岩肌を埋め尽くすチングルマ

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チングルマ(ズーム撮影)

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イワウメ(ズーム撮影)

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岩峰を左に見て

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ヒメイチゲ

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コミヤマカタバミ

エゾイチゲ

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コヨウラクツツジ

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