title

所々に設置されている熊よけの鐘を鳴らし~登山道脇に咲く花々に目を凝らしながら・・・ゆっくりゆっくりと進んで行く。3合目~階段を登って~沢を渡って4合目。やっと樹林帯を抜けて5合目に飛び出すと一気に強風に見舞われた。馬の背から山頂方面を暗い(怪しい)雲が勢いよく流れていた。「こりゃあ、ちょっとシンドイかもしれないね」「無理しないで行きましょう」、何度も登っている山だからピークにこだわるつもりは全くない。

馬の背に向かって岩尾根を登って行く。このあたりからアポイ岳に相応しい花々が見られるので、もちろんその歩みは超スローである。何度も何度もしゃがみ込みながらカメラを向けシャッターを押す。

1
3合目

2
階段を登って

3

4
樹林帯を抜けると5合目に飛び出す

5
馬の背から山頂方面には暗い(怪しい)雲が勢いよく流れ

6
馬の背へ向かう

葉脈にそって白い斑が入るフイリミヤマスミレは5合目までの登山道脇で良く見られた。葉の様子が良く確認出来て~花が2つ以上咲いていて~等と贅沢な条件をつけてカメラを向ける。 「あっ、これって八重咲きよ」おばさんが叫んだ。ヒメイチゲは普通がく片が5枚ほどだが、見つけた株は見事な八重咲き状態だった。

ユキワリコザクラの変種サマニユキワリもこの時期のアポイ岳の特筆すべき花のひとつだろう。ちょうど咲き始めたもの、早くも終盤を迎えたものなどが見られた。これから上部ではもっと輝きを見せる事だろう。

7
フイリミヤマスミレ
8

9
ヒメイチゲ

10
ヒメイチゲ(八重咲き)

11
サマニユキワリ
12

登山ものがたりへ 次のページ HOME