オロフレ山

さらに視界が広がってきて～ついに前方にオロフレ山の全貌を目にすることになる。それはとても存在感を持って目に飛び込んで来て、思わず「大きいなぁ～」と叫んでしまう。そしてまだあんなに遠いのかと唖然とする。頂上への最終コルまでは多少のアップダウンはあるものの、概ね標高約1000m前後の尾根路だ。ぐんぐんと近づいて来る山頂部の姿が一段と凛々しくなって来る。ちょっとした裸地を抜けて1062mポコの西側を巻いて最終コルへ。

やがて前方に目指すピーク見えて来る

1062mポコ手前の裸地

アリドオシラン

まだ咲き残っていたヨツバシオガマ

ノギラン

いよいよ頂上に向かって急な尾根の登りが始まった。やや雲が流れていて時々日射しを遮ってくれるのが嬉しい。『雲に遮られて展望が・・・』などと愚痴を言うことが多いのに、案外「自分勝手なもの」である。

コルから頂上までの標高差は約200m弱ほど、急な登りがどんどん高度を上げてくれる。喘ぎながら立ち止まりふと振り返ると、登ってきた尾根とその奥に来馬岳が見えていた。辛い登りが続く、「あそこを登り切れば・・・」と思った先にはまだ次の登りが待っていて～やっと頂上に寛ぐ人達の姿が見えて来て、ほっとしながら進んで行く。

急な尾根を登って行く

振り返ると登って来た尾根と、その奥に来馬岳が見えた

登り切ったら頂上と思ったが・・・

今度こそ目の前に頂上が

ハナニガナ

シロバナニガナ

ミヤマアキノキリンソウ

コイチヨウラン

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