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外輪山に飛び出した。そのまま遊歩道に沿って南外輪山展望台に向かって進んで行く。さわやかな風を受けながら草原のような広場を横切り午前10時15分展望台に到着だ。駐車場をスタートしてからゆっくり歩いて約1時間半であった。

展望台からは有珠山が一望だ。小有珠、有珠新山、オガリ山と続き~銀沼大火口を見下ろす。そして、私の大好きなポイントに目を移す。小有珠と西山の間に洞爺湖、その奥には羊蹄山が浮かび上がるのだが・・・この日は遠望が霞んでいて羊蹄山は微かなシルエット、そして驚いたことに~洞爺湖だけがすっぽりと雲に覆われていた。あの雲の下の洞爺湖には今現在はどんな光景が広がっているのだろうか。幻想的なムードが醸し出されているのかもしれない。

そんなことを思い浮かべながら、風の弱いポカポカ陽気の下でベンチに腰を下した。ポツポツと登山者がやって来るが、広い展望台は殊の外静かである。 「わぁ~すごいわよ~」、前日の恵山でもそうだったが沢山の小鳥が私達の目の前を飛んで行く。おだやかな気分を満喫しながらゆったりと至福の時を過ごした。

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外輪山遊歩道を行く

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草原のような広場を横切り

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南外輪山展望台へ

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小有珠(左)と有珠新山

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オガリ山と銀沼大火口
画像クリックで幅1024ピクセルのパノラマ画像表示

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西山と小有珠の間にすっぽりと雲に覆われた洞爺湖
画像クリックで幅1024ピクセルのズーム画像(羊蹄山が微かに見える)表示

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西山を見る

11時05分、下山開始。外輪山を少し下ってから見えた眼下の紅葉は見事であった。樹林帯に入ると~私達はまたその紅葉に包まれて歩くことになる。次々と登って来る方々も周辺の彩りをカメラにおさめていた。
私達は一段と輝きを増す黄葉の中に吸込まれるように下って行く。ツルウメモドキやムラサキシキブの果実にしっかりと秋色を受け止めながら~ゆっくりゆっくりと下って行く。

12時10分、沢山の車がとまっている駐車場に到着。秋色の輝きを名残惜しみながら装備を解いた。

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下山開始

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眼下に見事な彩りが・・・

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ツルウメモドキの果実

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ムラサキシキブの果実

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コースタイム(含休憩時間)
駐車場 08:40  南外輪山展望台 10:15 - 11:05  駐車場 12:10

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