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目の前に1742mコブが迫って来る。「いよいよだね」私達はこれから始まる花の競演?に期待を膨らませていた。1742mコブを巻くようにして北側の急斜面を進んで行く。

このあたりから、おばさんの声が弾んで来る。「アラシグサ咲き始めてるわっ~。あっ、キバナノコマノツメが」私も一気に忙しくなって来る。まずは咲く花々の見極め?から始まり、「じゃあどっちから撮ろうか」と瞬時に判断して行くことになる。もちろんじっくりと構えることもあるが、これからまだまだ続くフラワーロードを考えると、時間的にそれほど余裕も無い。しゃがみ込み構えてシャッターを押して、次のターゲットを求めて進み、「ウズラバあったよ~」おばさんの声に急ぎ足で駆けつける?。

カラマツソウはちょうど見頃を迎えていた。同じキンポウゲ科のモミジカラマツは咲き始めたところ。両方の花を比較しながら楽しめるところが嬉しい。


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1742mコブに向かって

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アラシグサ

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カラマツソウ

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モミジカラマツ
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ヤマハハコ

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ミヤマリンドウ

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ハクサンチドリ

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ウズラバハクサンチドリ

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キバナノコマノツメ

そんな花々を楽しみながらの登山道ではあるが、左側は沢へと落込む急斜面~慎重に足元を確認しながら進んで行く・・・「わぁ~綺麗だぁ~」。チシマノキンバイソウが今が盛りとばかりに咲き誇り、ミヤマキンポウゲやエゾノハクサンイチゲ、チングルマとともに一面を埋め尽くし~そのまま沢へと流れ込む。ウコンウツギも咲き始めていた。

それにしてもチシマノキンバイソウの美しさは素晴らしかった。ひとつひとつの花が全く傷んでいることも無く、瑞々しさをしっかりと保ったままで勢揃いである。同じことはミヤマキンポウゲにも言えたが、圧倒的な物量?でチシマノキンバイソウに軍配が上がったとも言える状態だった。


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コブを巻いて登って行く

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登山道は咲く花々に囲まれて

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手前にチシマノキンバイソウ、沢へと落ち込む斜面の奥にエゾノハクサンイチゲやチングルマが一面に
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チシマノキンバイソウ

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ミヤマキンポウゲ
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ミヤマキンポウゲ

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ウコンウツギ

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アオノツガザクラ

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