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小林峠コースの自然歩道は細い。慈啓会コースのように大勢の人達で賑わうわけでは無いが、花散策を楽しむ人、トレーニングをする人、山登りを楽しむ人等~静かではあるが譲り合いながら進んで行くことになる。

T6分岐点到着が午前9時55分、約3kmの道のりを延々と?2時間20分かけて楽しんだ。分岐点には案内標識が設置されている。これで計算すると、藻岩山山頂までは旭山記念公園駐車場から3.1km、小林峠入口から4.5kmと言うことになる。この分岐点まで来ると登山者が次々と行き交う。更に馬の背で慈啓会コースと合流して山頂に至るのだ。

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T6分岐点へ

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私達はT6分岐点で少し休憩して、山頂へは向かわずに帰路についた。帰路とは言ってももう一度花々の撮り直しでもある。まだ咲き始めたばかりのオオアマドコロやニシキゴロモ、そして見事な輝きを見せるエゾキケマンにもう一度カメラを向ける。「わっ、これってオオバナだよ」藻岩山で初めて見たオオバナノエンレイソウが一輪、そして~咲き始めのルイヨウボタンが美しく、シラネアオイはちょうど見頃であった。

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ニシキゴロモ

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オオアマドコロ

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エゾキケマン

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一輪だけ見られたオオバナノエンレイソウ

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ルイヨウボタン
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(おばさん撮影)
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シラネアオイ
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登りですれ違った単独の男性が自然歩道脇でゆっくりとコーヒーを飲みながら休んでいた。このコースで見た花々の話しを交わしながらお別れする。12時10分小林峠入口に到着。

まだ時間が早かったし天気も良かったので、そのまま移動して渓流沿いの花々を楽しんだ。涼しげな流れの手前に咲いていたシラネアオイにカメラを向けた。小さく揺れるその花が何とも愛おしい。そして大株のサンカヨウ、これは見事だった。写真的にはやや逆光となって厳しいものだったが、圧倒するような存在感で咲き誇っていたのである。
緑に白い縁取りのミドリニリンソウ、まだ咲き残っていたスミレサイシン。そして地味なヒロハハナヤスリ(シダ植物)、鑢に似た胞子葉がチャームポイントだ。

そんな花々を楽しみながら、この日の花散歩を終えた。

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渓流の側で咲いていたシラネアオイ
画像クリックで幅1280ピクセルの画像表示

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渓流沿いに咲いていた大株のサンカヨウ

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ミドリニリンソウ
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スミレサイシン

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ヒロハハナヤスリ
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