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さて「定山渓天狗岳の花 その2」、登山道脇のあちこちで見られたシラネアオイ。登る時には前夜の雨?の影響かほとんど花が俯き加減でとても撮影する気にならなかったのだが、下山時には日射しを浴びて見事に輝いていた。岩場に咲いていた花々ではイワベンケイがちょうど咲き始め、キクバクワガタ、ミヤマアズマギク、そしてヤマハナソウも見られた。

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シラネアオイ
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イワベンケイ

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キクバクワガタ

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ミヤマアズマギク

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岩場に咲いていたヤマハナソウ

タカネグンバイ、北海道固有種のアブラナ科の花である。アブラナ科の花はなかなか同定が難しいが、今回は花ママがその花名の由来である果実を見つけてくれて撮影することが出来た。それはまさしく軍配の形をしていた。前述したエゾノイワハタザオや、下の写真のモイワナズナも同じアブラナ科である。
他の山ではあまり多くは見られない濃紅紫色のエゾグンナイフウロはあちこちに咲いていた。そして何と言っても一番見たかった花のサクラソウモドキ、ちょうど見頃で美しい花姿で輝いていた。

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タカネグンバイ
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タカネグンバイの果実

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モイワナズナ

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エゾグンナイフウロ

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サクラソウモドキ
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下山はやはり花々の撮り直しである。直射日光が遮られて花々がより美しく見える。花パパと「あれだね」「これだ~」と言いながらカメラを向ける。そんな時、登る時からちょっと気になっていたのだがカメラにエラーが、、、「電池切れだぁ~」。いつもなら持って来ている筈の予備電池はザックに入っていなかった。ちょうど美しいシラネアオイを撮影した直後だった。「ラッキーだったね」ほっとしながらカメラをザックに入れた。

帰路の道路からは傾きかけた日射しを受けて定山渓天狗岳が見えていた。「私が撮っておきましょう」花パパがそう言ってカメラにおさめてくれた。

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帰路の道路から定山渓天狗岳を望む(写真提供:花パパ)

今回のコースタイムは参考になりませんので省略します。
下記は2004年に登った時のコースタイム(含休憩時間)です。この時は登山口まで車が入れました。
登山口 07:00  山頂 09:45 - 10:40  登山口 13:05

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