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何も見えない山頂ではあったが大勢の人達が寛いでいた。そのまま裏旭方面へと下って行く人も結構多い。私は10分ほど休憩してすぐに下山を開始した。滑りやすい火山灰と火山れきの登山道も、登りでは結構追い越されたが~下りは快調なペース。あっと言う間に高度を下げて眼下に続く尾根を見る。登山者の姿は絶え間ない。

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一気に尾根を下って周辺に咲く花々を見て、安堵の胸をなでおろす。ザックにしまいこんでいたカメラを取り出し、花々を見つめる。

この周辺で見たエゾノツガザクラだが、様々な変化があって楽しませてくれた。図鑑で見ると、コエゾツガザクラとかニシキツガザクラとかの変種があるのだが、見た目の識別はなかなか難しい。せいぜい色合いの違いで楽しむことにしている。ここでは白花も見ることが出来た。


様々な変化を見せてくれたエゾノツガザクラ
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白花も

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メアカンキンバイ
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イソツツジやイワヒゲ、そして雪渓尻に流れる水の側に咲くエゾコザクラが美しい。そんな花々を撮影しながら進んでおばさんの待つ展望台へ~「あらっ、こんにちは」おばさんと一緒に野鳥撮影をしている知り合いの方々の姿を見つけて挨拶を交わす。ハイマツの上に時々姿を現すギンザンマシコ。「あっ、♂よ」「あっちに♀が~」「ノゴマだ」そんな言葉に誘われるように連写スタート。さすがに私は長いレンズは持ってこなかったのでここは観察のみであったが、ギンザンマシコの♂の色合いの美しさには目を奪われた。

「それでは、まだ撮りたい花があるのでお先に」と言って一足先に帰路についた。と言っても遠回り~私の歩いて来たところを戻って、途中で見つけた大株のショウジョウバカマの撮影だ。これだけの塊りは今まで見たことは無かった。おばさんの長いレンズを借りて慎重にシャッターを押す。「凄いわね~このショウジョウバカマ」おばさんもビックリしたようだ。

ロープウェイ駅に向かう散策路脇にはミツバオウレンが見頃を迎えていた。


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イソツツジ

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イワヒゲ

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エゾコザクラ
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ノゴマ(おばさん撮影)

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ギンザンマシコ♂(おばさん撮影)

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ギンザンマシコ♀(おばさん撮影)

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大株のショウジョウバカマをズーム撮影
画像クリックで幅1024ピクセル画像表示

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ミツバオウレン
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コースタイムは省略します。

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