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登り始めてから2時間10分で稜線上に躍り出た。右に970.6mピークを確認して・・・視線を左に移して行く。「おぅ〜〜〜」「凄いわよっ」「見えてるわっ」 思わず歓声が上がった、、、青空の下には豊似岳の前衛峰とも言うべき鋭峰1088mピーク、そして東側へ続く稜線の先には観音岳が聳える。まさかこれほど天気が回復するとは思ってもいなかった私には、、、いやっ全員がきっとこの美しさにある種の感動を覚えたに違い無い。

「観音岳にも登ったよね〜」「1088mピークから縦走した時は良かったね〜」2009年4月には1088mピークから観音岳に縦走していた。その時には・・・ガスに包まれた1088mピークでコンパスを合せて稜線を下って行くと・・・ガスが途切れて青空が広がり目の前に観音岳を見て歓声を上げたものである。その時の画像はこちらから!

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稜線に飛び出す

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970.6mピーク

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美しい1088mピーク

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観音岳(画像クリックで幅1024ピクセルのワイド画像)

雪に埋もれた廃屋を確認して〜いよいよ1088mピークに向かって稜線を進み始めた。風が強くなって来たが、稜線の西側を覆う細いダケカンバ等が防風林となって風を和らげていた。稜線の東側はこの時期には大きく雪庇が張り出している。この雪庇の上を進んで行くことになる。

おばさんが先頭に立って進み始めた。足元に注意しながら慎重に歩を進める。雪庇の状況次第では困難な山行になることもありえる。今回は雪庇は安定していたし、時々少し埋まることはあるものの快適だった。そして何よりも〜青空の下に聳える1088mピークと観音岳を見ながらの稜線歩きはとても心地よかった。

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雪庇張り出す稜線を行く

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1088mピークと左後方に豊似岳を見ながら

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1088mピーク(左)と観音岳を見ながら

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1088mピークが目の前に

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歩いて来た稜線を振り返る

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