「咲いてるわよっ」先を進むおばさんが叫ぶ。フギレオオバキスミレが〜そしてその先にはシラネオイが登山道脇を彩る。周辺がガスに包まれてちょっと意気消沈している中、花の姿を見ると一気に気分が和らいでくる。「う〜ん、これで陽射しがあれば最高なんだけど」、、、 ちょっと地味に〜ヒメゴヨウイチゴ、オオアマドコロ、エゾイチゲを見つけてしゃがみ込み〜「こっちからの方が良いかな」「これなんかどうかしら」右往左往しながらファインダーを覗きシャッターを押す。 |
フギレオオバキスミレ |
シラネアオイ |
ヒメゴヨウイチゴ |
オオアマドコロ |
エゾイチゲ |
ガスに包まれた稜線歩き、下山して来る人たちと次々にすれ違う。「どうでしたか、山頂は」「このガスですからね、何も見えずですよ」「これから晴れて来れば良いのですがね」「お気をつけて・・・」そんな言葉を交わしながらゆっくりと登って行く。 思いがけない○○さん姉妹との出会いもあった。「今日は随分遅いんですね」と言われて、「遅いほど天気が回復すると思って」と答えたものの、なかなかその兆しが見えて来ない。 11時30分、写万部山の山頂に立った。ガスは薄らいで来ているものの、遠望は全く無い。山頂には馬追丘陵の瀞台で見たのと同じ天測点がある。一応カメラにおさめてちょっとだけ休息をとり、すぐに下山を開始した。 |
天測点 |
高度が下がるにつれて少しずつ視界が広がり始めた。眼下の春紅葉の彩りが眩しい。「もうちょっとゆっくりしていれば晴れて来るのかもね」「そうだろうね、でもまあ今日はお花も結構見られたし〜この時期の山としてはこれでヨシと言うことで」、私の言葉におばさんも頷いた。 12時35分、登山口へ到着。咲く花々を愛でながらゆっくり登って2時間20分の山行であった。国道へ向かう車窓から振り返ると・・・写万部山の山頂部はまだ少しだけガスに覆われていた。 |
やっと視界が広がり始め・・・ |
眼下に春紅葉を見る |
写万部山 |
コースタイム(含休憩時間) 登山口 10:15 山頂 11:30-11:45 登山口 12:35 |
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