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2013年6月8日(土)、午前8時前に神居尻山のBコース登山口奥の駐車場へ着いたのだが・・・既に多くの車がとまっていた。「えっ、こんなに〜」「お花の時期だから〜それに天気も良いしね」ちょっとビックリしながら装備を整える。駐車場から100m程のBコース登山口で頂上まで2.7kmの標識を見て8時10分スタート。

上空には青空が広がっていた、「暑くなるわね」、すぐに虫さんの歓迎を?受けながらゆっくりと登って行く。暑さに備えてミネラル飲料は凍らせて持って来た。登り始める頃にちょうど飲み頃にするのは長年の勘だろう。
このところの連日の好天と気温の上昇で、野の花は一斉に咲き始めていた。そしてこの神居尻山でも、結論から言うと素晴らしい花模様が展開された。それ故にあえてこのレポートのタイトルを「花紀行」としたのである。
これから写真で紹介する花々の他にも〜ヒメゴヨウイチゴ、オオカメノキ、オクエゾサイシン、マイヅルソウ、キジムシロ、カラマツソウ、ツマトリソウ、咲き始めのマシケ?レイジンソウ、そしてほぼ終わってはいたがカタクリやショウジョウバカマ、チシマザクラ等が見られた。

樹林帯をどんどん登って行く、やがて目の前に続く階段を見て「いよいよか・・・」と半ばあきらめ気味にため息をつく。ムラサキヤシオがちょうど見頃〜花々に囲まれると辛い登りも癒される。

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Bコース登山口

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延々と続く階段

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ムラサキヤシオ

登山道はぐんぐんと斜度を増して来た。「ちょっと休憩しようか」汗を拭いながら水分補給、キリッと冷えたミネラルドリンクが喉元を心地良く流れて行く。登山道脇に咲くキバナイカリソウ、登山口付近ではほぼ終盤だったが高度が上がるにつれて満開状態。小休止しながらもカメラを持って品定め〜「これかな」とシャッターを押す。
所々に張られたロープを意識しながら急斜面を登って行く。左側が深く切れ落ちたところもあるので足元には注意が必要だし、もちろん階段登りも続く。喘ぎながらやっと尾根に飛び出す。強い日差しが一気に照りつけた。

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ツルシキミ

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キバナイカリソウ

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登山口をスタートしてから1時間強で707m尾根へ、「それにしても暑いなぁ」「まるで真夏のようね」。こまめに水分補給しながら〜遠くにまだ白い雪を抱いた増毛山地を見る。「綺麗だね〜」久しく訪れていない山々に羨望の眼差しを送りながら汗を拭う。

「さあ、行こうか」、842mピークに向かって山頂部へと続く山容を見ながらの明るい尾根歩きが始まった。もちろん登山道脇に咲く花々から目を離せない。オオタチツボスミレ、咲き始めのツバメオモト、ハクサンチドリが鮮やかな彩りを添えて・・・濃いピンクのミヤマスミレの中に白花も見つけて歓声をあげた。

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オオタチツボスミレ

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ツバメオモト

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ミヤマスミレ

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ミヤマスミレ(白花)

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ハクサンチドリ

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