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2013年7月12日(金)早朝、十勝岳温泉駐車場で目覚めた。平日とは言えさすがに人気の山である、10数台の車がとまっていて既に山頂を目指している人達もいるようだ。午前5時30分、私達は富良野岳(十勝岳温泉コース)登山口をスタートした。まずは安政火口へ向かって散策路を進んで行く。この道程が意外と長く感じられる。それでも道端で私達の定点観察アカモノを確認したり、ちょうど咲き始めのノビネチドリを見つけてカメラを向ける。
当初の週間天気予報からどんどん好転して〜どうやらこの日も素晴らしい展望が期待出来そうな空模様だった。約30分ほどで前方には荒々しい安政火口が見えて来る。ここは早朝ではちょうど逆光になるのだが、帰路でもう一度撮りなおすことにして〜沢を渡り対岸へ。

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登山口

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アカモノ                                        ノビネチドリ

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前方に安政火口が見えて来る

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画像クリックで、帰路に撮影した安政火口を幅1024ピクセル画像表示

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沢を渡り対岸へ

沢を渡ると登山道は尾根を斜行して進んで行く。上空は淡い青空〜風は弱く絶好の登山日和だ。「暑くなるのあかな〜」そう思いながら眼下に広がる雲海を見つめる。

前方から単独の男性が下りて来た。「えっ?もう登って来たんですか?」「2時に出発したんです、素晴らしい展望を満喫できましたよ。」「そうですか〜凄いですね」「今日の山頂はバッチリですよ」「ありがとうございます」私達はそう言って下りて行く男性に羨望の眼差しを送った。「もう少し若かったら俺たちも・・・」そんな想いがあった。
登山道がD尾根を回りこむと前方には三峰山、富良野岳の山容が見えて来る。

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斜行する登山道

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凌雲閣とその奥に雲海が見えていた

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イソツツジ

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ゴゼンタチバナ

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ハクセンナズナ

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オオバスノキ

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クロウスゴ

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D尾根を回り込む

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