title

週末の天気予報はどんどん好転してほぼ晴れ模様。2013年5月18日午前7時20分、私達は伊達市「太陽の園」の登山者用駐車スペースを伊達紋別岳に向かってスタートした。日射しを感じる高曇りの空模様、風も弱く絶好の登山日和となった。
【登山口へのアプローチはこちらから】

駐車場から案内板に導かれて山道に入って行く。林内に入ると〜足元にはいつもならもう咲いている筈のタチツボスミレはまだほとんど見られない。「今年はやはり遅れているね〜」「それならまだエゾアオイスミレは見られるかもしれないわ」、スミレも種類によって開花時期が違うからなかなか難しい。「ほらっ、ミヤマエンレイソウが咲いてるわ」私はおばさんの声に誘われるようにカメラを向けた。

約15分ほどで入山ポストのある登山口に到着、既に先行者がいるようである。登山口を過ぎるとほどなく植林されたトドマツ林の中を通過する(1合目)。林内に入るとひんやりとした空気に包まれる。暑い時期の登山では下山時にほっとひと息つけるところでもある。

1

2
入山ポストのある登山口

3
植林されたトドマツ林の中を進み

4
ミヤマエンレイソウ

トドマツ林を抜けると一転して明るい尾根歩きとなるが、まだまだ2合目〜あせらずにゆっくりと登ってやっと傾斜が緩んできたところで3合目の標識を見る。ベンチもある「一望台」に到着だ。ザックを下して水分補給をして〜木々の間から広がる洞爺湖方面の展望を楽しむ。山頂からも同じ景色を見ることになるのだが、まずは予告編と言ったところだろうか。「これなら山頂からはクッキリだよ」まだ雪を抱いた羊蹄山が特に浮き上がって見えていた。

さて、この山はシラネアオイの美しさでも人気である。しかし〜今回見かけたのは登山道の下の方で、蕾が膨らみ始めた株と1つだけ花が咲いていた株だけだった。シラネアオイに関してはまだまだこれからと言ったところであった。

5
2合目

6
一望台からの展望

7
シラネアオイ
8

9
レンプクソウ

多少のアップダウンを繰り返しながら明るい尾根路を進んで行く。先を進むおばさんがしゃがみこんで花を撮影していた。エゾアオイスミレだった。「まだすごく綺麗よっ」「本当だね、これなんかほぼ旬だなあ」、花の開花の遅れがこのスミレとの出会いを楽しませてくれる結果となった。こうなると私達はなかなか先には進まない、花撮影タイムの始まりである・・・・・

「こんなところかな」〜やっと立ち上がって薄日射す登山道をまたゆっくりと登って行く。「ガンバレ岩」を通過するとすぐに7合目、「いっぷく広場」へ飛び出す。

10
5合目

11

12
エゾアオイスミレ
13

14
ヒメイチゲ

15
ガンバレ岩

16
7合目の「いっぷく広場」へ飛び出す


登山ものがたりへ 次のページ HOME