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2012年8月3日、私達は樽前山7合目ヒュッテの駐車場に立った。平日ではあるが既に数台の車がとまっていて、出発準備をしているグループ も居る。早速装備を整え午前8時50分、7合目ヒュッテ前をスタートした。今回の行程はヒュッテ前から風不死岳側へ向かって、樽前山の広大 な裾野を歩き、932m峰への分岐から風不死岳登山口まで。そのあと戻って932m峰の南東コル(稜線)に出て樽前山東山ピークを踏み、下山 すると言うものである。距離にして約7kmほどの山行だから、ゆったりモードで歩き始めた。

ヒュッテ前の林を抜けると、樽前山の広大な裾野が広がる。眼下にはブルーの支笏湖、そして緑の風不死岳を見ながら・・・天気が良ければ そんな光景が展開する筈なのだが、この日は周辺がガスに包まれていた。「まあ、展望は何度も確認出来ているから・・・」樽前山は私的に は結構好きな山である。あの特異な形をした溶岩ドームを囲んで、火山灰に覆われたピークが連なる。眼下の支笏湖はもちろんだが、遠望も また素晴らしい。そして山裾では季節に応じて花々が楽しめる。

足元に咲く花々を楽しみながら、のんびりモードで歩いて行く。すれ違う人はまばらである、静かそのもの。こんな広大な裾野を自分達だけ
で堪能出来る贅沢を感じながら進む。

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駐車場から風不死岳方面へ向かう林内へ

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広大な山裾を行く

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沢形を越えて登って行く。932m峰への分岐で水分補給をして、一旦風不死岳方向に向かって行く。背の低い 木々の中を歩いて行くと、やがて広い平坦地に出る。ここが風不死岳の登山口であり、標識もある。この登山口付近はとても好きな場所だ。 木々に囲まれた広いお庭のような気がしてならない。ザックを下して30分以上ものんびりと休憩した。

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932m峰との分岐を風不死岳方面へ

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小さな沢形を越えて

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前方に風不死岳が見えて来て

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風不死岳登山口

この頃から上空が明るくなってきて、時折青空も見え始めた。「ひょっとして、展望が開けるんじゃないの?」「晴れて来るかもね」、すぐ
にザックを担いて歩いて来た道を戻って行く。途中の分岐から林内に入り932m峰の斜面をトラバース気味に進んで行く。

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青空が見えて来た

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932m峰への分岐

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ノギラン

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ミヤマホツツジ
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オオヤマサギソウ

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イワブクロ

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イワギキョウ
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