今年の4月14日にアルミワカンを履いて、残雪期の空沼岳に登った時に初めてお会いした「デジカメ持って野に山に」でお馴染みのtarumae-yamaさん。その後〜相互リンクをするメールのやり取りの中で、千歳市の公園の話しがあった。まだその界隈を歩いた事の無い私達は「是非ともご一緒させて下さい」とお願いしていた。その日程を決めながら、「それなら公園を歩く前にひと山を」と言う事になり、支笏湖周辺の山から紋別岳に一緒に登る事にした。 紋別岳に登るのは夏道コース(舗装された管理道路を歩く)としては、1999年5月29日以来だから、実に13年ぶりになる。ただその間、積雪期の送電線直登コースを1度(2009年12月)、バックカントリースキーで2度(2000年、2001年)登っていた。 2012年9月21日午前7時、私達は紋別岳登山口をスタートした。山頂に建つ無線中継所の舗装された管理道路を淡々と登って行く。登山口付近に咲いていたミソガワソウ、途中で沢山見られたオオカメノキの果実にカメラを向ける。いつものパターンだが、さすがにこの季節となると咲く花々は少ない。tarumae-yamaさんとカメラ談義、山談義が弾む。 |
舗装された無線中継所の管理道路を登る |
ミソガワソウ |
オオカメノキの果実 |
紋別岳は手軽に登られる山ではあるが、標高差は576m距離にして4km強あるのでそれなりに登山ムードを味わえる。何よりもその位置するところから前述のフェンスに遮られる部分はあるものの、展望の素晴らしさは保障付きだ。もちろんこの山はtarumae-yamaさんの箱庭のようなもの、「ここはですね・・・あっちの方は・・・・積雪期は・・・」等と貴重なお話に聞き入る。 「このあたりはポイントですよね」手前に木々の緑をおいて支笏湖を囲む山々が美しい。立ち止まりファインダーを覗くと、淡い青空の下にクッキリとした輪郭を際立たせる山々が目に飛び込んで来た。 tarumae-yamaさんとは空沼岳で挨拶をしてその後は何度かのメールのやりとりだけであった。一緒に登りながら話しをするのはもちろん初めてだったが、同世代でもありお互いに山登りを通じて気心は知れているから、会話も楽しい。「見えて来ましたね」、前方に無線中継所の施設が見えて来てひと登りで山頂だ。錆びた山頂標識が変わらぬ姿で迎えてくれた、8時45分。 |
左に丹鳴岳、中央に恵庭岳、右に漁岳 |
中央にホロホロ山と徳舜瞥山、その右に白老岳 手前の左端が多峰古峰山 |
木々の間から風不死岳を見る |
山頂部の無線中継所が見えて来た |
山頂標識 |
無風の山頂に立つ、早速支笏湖の奥に広がる山々に目を向ける。その代表格はやはり正面に見える樽前山と風不死岳だろう。何度この光景に歓声をあげたことだろうか! 山頂には無線中継所の施設が立ち並んでいる。恵庭岳方面はその施設を意識しながらの撮影になる。舗装道路の登り、雪崩防止のフェンス、そしてアンテナ類の施設などがあるから、登る人によっては好き嫌いがあるだろう。私はどちらかと言うとあまり気にならないほうである。舗装道路脇に咲く花々でも建物の際から見る展望でもすんなりと許容出来てしまう。 |
山頂広場の端に立つtarumae-yamaさん |
支笏湖の奥に樽前山と風不死岳 |
恵庭岳と丹鳴岳 |
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