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余市岳の雄姿を堪能して、私達は帰路に着く。青空とあちこちに浮かび始めた白い雲、どこまでも広がる大雪原をゆっくりと歩いて行く。私はおばさんと大きく距離をおいて歩いていた。その方が広さを体で感じることが出来るからだ。時折通り過ぎるスノーモービルの爆音も、私達の耳の片隅を通り過ぎるだけ、、、「あぁ〜〜〜やっぱり良いなあ」私は何度もファインダーを覗きながら呟いていた。

朝里岳山頂付近では二人の男性が休憩していた。「余市岳へ行って来たんですか?」「いえっ手前までです。・・・これから・・・行くんですか」
「いやぁ〜ここでお茶を飲んでいるんです〜余市岳を見ながらね」笑顔でそんな会話を交わした。「至福のひと時だよな・・・」私には二人の男性の気持ちが十分過ぎるほど伝わった。

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朝里岳の山頂でシールを外した、ゆっくりとなだらかな斜面を下って行く。大きく弧を描きながら、小さな樹氷群の間を抜けて行く。最後はちょっと急斜面を滑り降りて、やがてスキー場のゲレンデに飛び出した。
それにしても雪山装備のザックを担いて、スキー場のしまり雪の斜面を下るのは結構辛い。沢山のスキーヤーやボーダーに取り囲まれるように〜何度か立ち止まりながら下って行く。このスキー場のコースの長さをあらためて実感した。

駐車場に戻ると、なんとまたmjさんに会った。「あぁ〜どうも」「良い天気でしたね」、「いっやぁ雪質も良くて最高でした」「私達も最高の展望を楽しめましたよ」。「それじゃあ、また何処かの山で」
私達はmjさんに別れを告げた。

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余市岳を背に大雪原を行く・・・

コースタイム(含む休憩時間)

スカイキャビン山頂駅 09:00  朝里岳 09:50-10:00  標高約1300m 10:50-11:00  朝里岳 11:50-12:00  駐車場 12:30

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