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「風不死岳なんかどうだろう、しばらく登っていないし〜樽前山麓の紅葉も楽しみながらさ」、そんな私のリクエストであっさりと決定!直前の天気予報を確認して〜2011年10月13日、私達は樽前山7合目ヒュッテ駐車場に立った、午前7時50分。さすがに平日とあって駐車場にはまだ数台の車があるだけだった。
さて、準備をしようと車からおりて、ヒュッテ周辺の紅葉を見て驚いた。ナナカマドの紅葉が見事に輝いていたのだ。「これなら、、、風不死岳はやめて樽前山の紅葉散策の方が良さそうだぞ」「そうね、今年一番の紅葉かもしれないわ」、二人だけの山行は予定変更も容易である。
「まっすぐに東山に登って、外輪山経由で山麓に下るのが良いな」朝の日射しを順光でうける紅葉と支笏湖狙いを考えた。

午前8時10分、登山口をスタート。木漏れ日の奥に紅葉の輝きを感じながら登って行く。「きっと凄いぞっ」久しぶりにちょっとドキドキしながら樹林帯を抜けた。「綺麗〜〜〜〜」「おぉ〜〜〜っ」ナナカマドの紅葉が秋の日射しをいっぱいうけて〜「これでもかっ」とでも言うかのように輝き、そしてその背後にはブルーの支笏湖とその周辺の山々が広がる。
樽前山には何度も登っているが、紅葉時期の輝きに触れたことは無かった。「こんなに綺麗なのね〜」「最後にあのナナカマドの中を歩くんだから〜」「そうよね、、、きっと輝いてるわよね」
    
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ヒュッテ周辺の紅葉
    
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輝きの予感が・・・
    
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樹林帯を抜けると
    
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右に風不死岳、左が932m峰
    
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紅葉の奥に支笏湖とその周辺の山々(紋別岳、イチャンコッペ山)
    
登山道は山腹を斜行して行く〜どんどん高度が上がって来る。振り向くと広大な山裾に広がるウラジロナナカマドの紅葉、そして東側の斜面を覆うミネヤナギの黄葉、その遥か下の沢地形に流れ込むような紅葉を見て、、、立ち止りシャッターを押す。

こんな光景を見ながらの登りだから、ペースもゆっくりだし、ほとんど苦にはならない。まだ比較的時間も早いせいか登って来る人達も少ない。「静かね〜」「そうだな、でも逆回りで登っている人の方が多いかもしれないよ」、ナナカマドの紅葉に触れるのが狙いなら反時計まわりの方が良いかもしれない。登山口から約40分ほどで外輪山に飛び出した。
    
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広大な山裾に広がるウラジロナナカマドの紅葉
    
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眼下の沢地形に落ち込むような紅葉をズーム
    
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外輪山に飛び出す

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