title

山頂が近づくにつれて〜ついに石狩岳がその大きな姿をあらわし始めた。「ガスは消え去れ〜〜〜」そう叫びたくなるのを抑えながら、目の前に展開される光景の変貌に期待してファインダーを覗く。石狩岳にかかっていたガスは消え去り〜雲の切れ間に青空が見えてきた、、、「あっ、ニペが」yamazさんが言った。白い雲海の上に鋭峰ニペソツ山がその山頂部を突き出す、流れる雲・・・やがてニペソツ山がその姿をあらわした。

1
目の前に石狩岳が・・・

3

4
ニペソツ山山頂部が雲海上に・・・(おばさん撮影)

5

6
ニペソツ山

久しぶりの音更山山頂に立った。目の前には石狩岳がその大きな姿で鎮座し、雲間に浮かぶニペソツ山。そして視線を移せば遠く忠別岳、化雲岳、トムラウシ山が、、、さらにオプタテシケ山や美瑛岳等の十勝連峰もその姿をわずかに見せていた。過去2度この山に立っているがこれほどの遠望が見られたのは初めてであった。

7
音更山山頂にて

8
石狩岳と左にニペソツ山

9
遠くトムラウシ山方面を見る

10
ムカゴトラノオ

11
サマニヨモギ(おばさん撮影)

12
トカチオウギ
13

14
レブンサイコ(おばさん撮影)

141
レブンサイコ

山頂でのおだやかなひととき、遠望を楽しみながら軽食を頬張りコーヒーを飲み干す。そんな静けさを破ったのが、、、「あっ、ほらそこにいるよ」エゾナキウサギだった。鳴兎園で見たよりもずっと小さな今年生まれの子供?だろうか。今度は動きが速くてなかなかおばさんのカメラにおさまってくれない。カメラを持って待ち構えてやっと写真を撮る事が出来て〜おばさんはニッコリ!

山頂周辺でくつろぐこと1時間15分ほど、「もう12時を過ぎているわよ」おばさんの言葉に促されるように私達は下山を開始した。待ち構えていたかのように〜また周囲はガスに包まれてきた。「雷じゃない?」遠く雷鳴が聞こえ始めた。稜線からブヨ沢を下って行く途中でポツポツと雨が降り始めた。あわててザックカバーをセットしてカッパを着る。岩なだれ跡を過ぎて樹林帯に入ってほっと一息。しかし頭上では雷鳴がひっきり無しに聞こえていた。もう花の写真の撮り直しなどしている場合では無い、一気に下って登山口へ!車に乗るのと同時に雨が強く降り始めた。

15
山頂付近にあらわれたエゾナキウサギ(おばさん撮影)

16
下山開始にあわせるかのようにガスが押し寄せる

17

コースタイム(含休憩時間)
登山口 06:10  ブヨ沢分岐 07:45  ブヨ沼 08:50  音更山 11:05-12:20  ブヨ沼 13:50  ブヨ沢分岐 14:30  登山口 15:25

登山ものがたりへ HOME