ついに前方に余市岳がその姿を現した。まだもう少し先まで、、、広がる光景に目を奪われてついつい足を延ばす。そして余市岳の左奥には淡い青空の下、漂う雲海の上に無意根山、中岳が浮かんでいたのだ。「素晴らしい〜〜〜」私をそんな光景に叫びながらファインダーを覗いた。ちょっとズームしてみる、、、おばさんはまるで無意根山方面へ向かっているかのように見える。 |
大雪原の奥に余市岳を見ながら |
遠く雲海の上に無意根山を見て |
無意根山と中岳をズーム |
余市岳の奥にはニセコ連峰が霞み、視線を移すと積丹の山々が連なる。何度も何度もシャッターを押す、この光景を自分自身の脳裏に焼き付けるかのように・・・。おばさんが戻ってきた、「やったね〜」「う〜〜〜ん、期待通りの美しさだよっ」「余市岳の迫力もすごいわっ」「だけどあの稜線登りはちょっと大変だろうね、ここでこの状態だからきっとカリカリだよっ」 私達は大きな樹氷に向かって戻り始めた。石狩湾に浮かぶ増毛山塊が一段と近くに見えるような気がする。そして遠く手稲山、その奥には夕張、芦別、さらには十勝連峰や大雪の山々だろうか、霞むシルエットが続いていた。 |
余市岳と右奥にニセコ連峰が霞む |
積丹の山々が連なる |
石狩湾に浮かぶ増毛山塊をズーム |
手稲山方面 |
手稲山をズーム(遠く夕張、芦別〜十勝連峰〜大雪までの霞むシルエットが) |
樹氷の手前で登って来た人に声をかけられた。「○○さんですね、去年黒岳でお会いしましたよ」「あぁ〜〜あの時にすれ違ったかたでしたか」「せっかくお会いしましたので〜記念に」そう言って一緒に写真を撮らせていただいた。夏山で出会った人に冬山で声をかけられるのは珍しい。 さらに下って行くと二人連れの方が、、、「北海道あれこれの方ですよね、いつも見ていますよ」と声をかけられた。「ありがとうございます、今日はどちらまでですか」「白井岳です」。昔の?私達だったら「じゃあ御一緒に」なんて言ったかもしれないが、、、お若い二人に羨望のまなざしを送りながら別れた。冬山で二組の方々に声をかけられたのは初めてだった〜うれしいものである。 眼下にブルーの石狩湾を見ながら下って行く!「一気に」と行きたいところだが、、、なにせこの日の雪質は、、、まるでゲレンデ状態だったかと思うと、スキー操作もままならない突き刺さるような雪、かと思うと軽い雪もところどころあったり・・・慎重に下った。スキー場に出てほっとしながら〜〜〜あとは一気にノンストップで、、、いや〜私は2度ほど少し立ち止まりながら、10時50分駐車場に降り立った。 |
山頂付近で出会った方と記念写真 |
途中で出会った二人連れに羨望のまなざしを送りながら・・・ |
コースタイム(含休憩時間) スカイキャビン山頂駅 09:05 山頂 09:55-10:20 駐車場 10:50 |
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