2008年、2009年と続いていた7月初旬の表大雪行、昨年は天気に祟られて断念していた。「今年こそ」と予定していた週末は天気が悪くて延期、しかし〜日曜日の天気予報を見て驚いた、翌日は晴れマークがついていたのである。しかも天気図を見ると広い等高線に覆われた予報である。 「これなら風も弱いぞ」私達はすぐに準備して車に飛び乗った。いつもの事だから準備にそれほど時間はかからない。高速を飛ばして黒岳駐車場で車中泊。翌朝目覚めると〜周囲はガスに包まれていた、しかし見上げると青空も見えていた。「これならきっと雲海だ!」私は確信した。 林道をひた走り銀泉台へ。駐車場手前の展望スポットから雲海を見る、そして目の前には青空の下に大きな山肌を見た。「やったぞ!」「これなら楽しめそうね」私達は小躍りしながら装備を整えた。 |
雲海の奥に霞む石狩連峰 |
さすがに人気のルートとあって駐車場には既に10数台の車がとまっていた。2011年7月11日午前6時15分、入山届を提出してスタート、約10分ほどで「赤岳登山口」の標識を見る。 山道を登って行くと・・・やがて視界が開けて第一花園を覆う大雪渓を目にする、「やっぱり今年は雪が多いね〜今年はあの雪は融けるのかな」。そんな心配を胸に、遠く北大雪の山々を見ながらその雪渓トラバースに入って行く。刻まれたステップに歩を進めながら慎重に進んで行く、見下ろす斜面は遥か下まで続いている。緊張の雪渓トラバースを終えてほっとしてザックを下す。この暑さである〜こまめな水分や塩分補給が必要だ。 |
第一花園周辺の雪渓 |
北大雪の山々を見ながら雪渓トラバース |
ウズラバハクサンチドリ |
エゾヒメクワガタ |
エゾツツジ |
ヒメイワショウブ |
ホソバイワベンケイ |
クロマメノキ |
ウスバスミレ |
チシマヒョウタンボク(おばさん撮影) |
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