天気予報を見ながらギリギリまで迷っていた、峠の天気予報を見た、「日勝峠〜曇り時々晴れ」今時期ではめったに無い予報である。「決めた！！！日勝ピークかその周辺だっ」 ２０１０年１月２４日早朝に札幌を出発、道央自動車道に乗った。道路には全く雪は無く快適である、風速０メートル、「こりゃあ今日は良いかもよぅ」私はまだ薄暗い空を見ながら呟いた。距離的には道東道に入り夕張ＩＣ経由が近いのだが、冬期間はいつも日高道の富川ＩＣから平取経由であまり高低差の無い国道を「道の駅　樹海ロード日高」を目指す。時間的にはそれほど変わらないし、途中の走りも比較的楽である。 道の駅でちょっと休んでいよいよ日勝峠に向かった。そして予想通り？？？なんとなく雲の流れを感じ始め、峠の頂上に着くと強烈な風と地吹雪が舞う状況に落胆した。「少し待ってみようか・・・」車の中で待機していると、、、勢い良く流れる雲の切れ間が見えてきた。車が２台やってきて出発準備をしている。私たちも意を決して装備を整えトンネル前を出発した。 急斜面を登っていよいよピークに向かってまっすぐに登り始めた。強風が吹き荒れていた、それほど寒さは感じないのだが〜カメラを持ってシャッターを押すのはなかなか辛い、スキー用グローブではとても押せないから、その下につけている薄い手袋一枚で操作する、すぐに手が冷たくなってくる。 振り返ると私達の後ろには１０名前後のグループが続いていた、そして目を転じると雲の下に無線中継所方面の山並みがあった。「あっちもダメだねぇ」ちょっとあきらめモードで私は呟いた。

無線中継所方面を見る

山頂を目指してまっすぐに・・・

こんな天気でも要所要所の写真は撮っておきたい、立ち止りシャッターを押している間に〜後続のグループが追い抜いて行く。別に遠慮するわけでは無いがその方がゆっくりと写真が撮れて良い。おばさんに合図してちょっと休憩することにした。 今回の行程は峠の頂上から日勝ピークまでほぼ直線的に登って行く、距離にして１．４ｋｍほどだが標高差は約４００ｍ強。つまり一気の登りなのである。