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青空を一段と感じて視界が開けて来ると、前方にカムイヌプリの山頂標識が見えて来た。一気に登りきって山頂に立った、9時45分。登り始めてから1時間50分だった。眼下の展望は霞んでいた、私達は休むこと無く三等三角点のある次のピークへ向かった。距離にして約300mほどの行程だ、。前方には室蘭岳が見えて来た。そのまま縦走??いや今回は全くそのつもりは無かった。

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山頂
カムイヌプリ山頂 745mと書かれた標識

室蘭岳
室蘭岳を見ながら・・・

登山道脇には今年初見のハクサンチドリを見つけてカメラにおさめる。一旦下ってまた登り〜〜10分ほどで三等三角点(基準点名は「鷲別来場」となっているようだ)のある狭いピークに立った。
この位置は地図では750.1m、カムイヌプリより5mほど標高が高いことになる。しかしこの狭さでは山頂としてくつろぐ事が出来ない。やはり手前のピークが山頂標識のある山としては無難かもしれない。遠く羊蹄山が浮かんでいた、、、樹林に覆われたカムイヌプリの山頂部も見える。

ハクサンチドリ
咲き始めのハクサンチドリ

次のピークへ向かって

三等三角点

羊蹄山
遠く羊蹄山が浮かんでいた

カムイヌプリ
樹林に覆われたカムイヌプリ山頂部

10分ほど休憩してまたカムイヌプリの山頂に戻った。変わらぬ眼下の展望に〜休むことなくそのまま下山を開始した。時々登って来る人達とすれ違う、「こんにちは」と声を交わす。若い二人の登山者のBGMはチューリップの「心の旅」だった。「なつかしいな〜」そんな思いにふけりながら難所の岩場の上に立った。

「やっと登ったよ〜」「怖かったね」小さな二人の子供が登ってきた。「子供の方が元気よね」微笑みながらおばさんが言う。二人の子のお父さんも登ってきた「ほらっ、頑張れ〜〜」、、、「わぁ〜〜〜見えてきたよ」「ほら良いだろう」親子の会話が楽しい。

すれ違った登山者は10名程度だろうか、、、静かな雰囲気のまま針葉樹林帯に入った。セミの声が一段と大きく周囲に響き渡った。

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静けさ

コースタイム(含休憩時間)
登山口 07:55  水場(5合目) 08:35  ヒュッテ 08:55-09:05  鎖場 09:15
カムイヌプリ 09:45  750.1mピーク 09:55-10:05  ヒュッテ 10:40  登山口 11:20

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