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2010年6月13日、全道的に朝晩は濃霧注意報〜日中は晴れ、そんな予報通り霧に覆われた海岸線を走り登別市の川上公園へ向かった。上空に日差しが感じられるようになってきた。公園でトイレをすませカムイヌプリ登山口へ向かう林道に入った。林道は乗用車でも問題は無いが、狭いので車の交差がなかなか大変である。「来ないでくれよ〜〜〜」と前方に目を凝らしながら走っていると「車よ!!」おばさんが叫ぶ。「どうしよう・・・」スピードを緩めると、その乗用車は路肩の草むらにグイッと車を寄せてくれた、なんとかすれ違ってほっとする。
3合目の登山口に着くと上空はすっかり晴れ上がっていた。セミの鳴き声が周囲に響き渡っている。「やっぱり夏山はセミと共にスタートだよね」。思えば昨年のこの時期の山行は天気に恵まれなかった。週末と言えば決まって雨模様だったのである。結局〜山は止めてお花散策モードになっていた。しかし今年は一変して好天が続いている「体がひとつじゃ〜足りないよね」そんな憎まれ口をたたく。

山菜を入れた袋を持った一人の男性が下りて来た。「山ですか?」「えぇ〜そちらは大漁ですか?」「いやいや、、、あまり無いですね。三角点はカムイヌプリ山頂標識の次のピークですから」「はい、ありがとうございます」今回は最初からその三等三角点まで行くつもりだった。午前7時55分登山口を出発〜今日も一番乗りである。小さな沢を渡って対岸を進んで行く。

登山口
登山口

沢を渡って
沢を渡って

対岸を行く
    
マイズルソウ、タチツボスミレ、ツボスミレ、ズダヤクシュ等〜地味ながらも足元には花々が咲き誇っていた。「予想通りよね!」おばさんはうれしそうに言う。そしてコケイランのかたまりを見つけて歓声をあげる。

1
マイズルソウ


オオバタケシマラン(ユリ科)

ノビネチドリ
ノビネチドリ


ズダヤクシュ

4
ルイヨウボタン

5
ルイヨウショウマ(おばさん撮影)

6
ホウチャクソウ(おばさん撮影)

7
コケイラン(おばさん撮影)

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