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今回も行き先決定は前日だった、「明日は大滝の方が天気良さそうよっ」帰宅した私におばさんは言う。一応2か所ほどの候補はあげてあり、地図もGPSへのルート入力の済んでいた。「これなら予定変更だね、ホロホロ山だっ」早速地図を準備してGPSへルートを入れ直す。装備の準備などはすでに出来ていたし、スキーにもワックスは塗ってあった。

2010年2月11日(建国記念の日)、まだ暗い札幌を出発した。気温は結構低いようである、国道453号線で支笏湖へ向かう。ところどころにブラックアイスバーンがあるものの、雪は少なくて快適な運転であった。「これなら順調に大滝まで行けるぞっ」ほっとしながら私は言った。美笛峠を越えて旧大滝村に入る、国道から三階滝へ〜大滝工芸館前がスタート地点になる。

すぐに装備を整えて工芸館裏からスタート〜8時ちょうど、ひと登りでなだらかな広い尾根に飛び出す。「見えてるよぅ〜〜〜」おばさんが叫んでいた。それは徳舜瞥山だった、「こりゃあ〜今日は凄い天気になるかもよ〜〜」そんな期待を抱かせるに十分な青空が広がっていたし、風も全く無かった。

ひと登り

奥に徳舜瞥山
奥に徳舜瞥山が見える

いよいよ樹林帯に入って行く。ラッセルはほとんど苦にならない程度〜極上の?軽い粉雪が10センチほど積もった状態だった。方向を定めてサクサクと進んで行く。まずはほとんど高低差の無い尾根を進む〜今回の行程に通して言えることだが、樹林帯を縫うようにして進んで行く。いかにロスを少なく且つ歩きやすいところを行くか、右に左にと木々を交わしているうちに方向を誤る可能性もあるので注意が必要である。

スタートして50分ほどでこのコースの難所?に突き当たる。標高約650mから700mへの斜面である、木々が大変混んでいるうえにそれなりの斜度もある。下りでも慎重になる地点だ。じっくりとルートを探してみると右側へ斜上して行ける空間?が伸びていた。「あれだなっ」まっすぐにそのルートを進み、左側の状況を見ながら大きくジグを切って登って行く。

樹林帯へ向かって

樹林帯へ

650m
650m付近

斜上
右へ斜上

難所をクリアすると〜上空からの日差しで一段と輝く木々の雪化粧が美しくなって来る。「良いぞぅ〜〜〜」私はファインダーを覗きながら叫んでいた。やがて木々の間から白老岳や恵庭岳方面の山々が見えて来る。「ここがビューポイントかしら」「いや、まだまだ〜もう少し先だと思うよっ」。

雪化粧

恵庭岳
右から恵庭岳、丹鳴岳、フレ岳、漁岳

日差し

白老岳
白老岳

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