2010年1月17日、目覚めると雪が降っていた。念のためとネットで道路情報を確認すると高速道路は通行止め。ならばと、国道12号線で旭川方面を目指した。札幌市街を出る頃から車が渋滞し始め〜〜〜やがてほとんど動かなくなってしまった。雪は降り続いていた、、、「どうしよう〜」「もう少し待ってみようか〜」そんな状態が延々と続き、、、「駄目だな、戻ろう」ユーターンして帰路についた。 しかしなんとその頃から上空が明るくなり始めた。ネットで札幌国際スキー場のライブカメラを見た、、、「晴れてるぞっ」「どうする?」「決定だ、行こう」。私たちは再び車に乗り札幌国際スキー場を目指した。途中の車窓から見えた定山渓天狗岳が眩しい、おばさんが車の中からシャッターを押していた。 「朝里岳」、札幌国際スキー場のゴンドラに乗って終点から〜ゆっくり登って1時間くらいの行程である。登山と言う観点からすると物足りない面もある。しかし天気さえ良ければの条件付きだが、その美しさには目を見張るものがある。今シーズンはまだ綺麗な樹氷を見ていなかった。その狙い目としては朝里岳と思っていた。 ゴンドラ終点駅に降り立ってすぐに装備を整え、1099m地点に立った。「わぁ〜〜〜凄いよ、、、」「おぉ〜〜〜これだよ」「久しぶりよね、この光景」目の前に広がる青空の下の樹氷群を見て思わず叫んだ、その光景は圧巻であった。おばさんはすぐに樹氷群の中に吸い込まれるように進んで行く。 |
スノーシューのトレースが先行していた。「あっ、ほらあそこを歩いているよ」歩いている人が米粒のように見えていた。そんなトレースを追いながら、、、時にはトレースを離れて、、、針葉樹の大木に纏わりついた樹氷の中を進んで行く。私は久しぶりのこの美しい光景に夢中でシャッターを押し続けていた。ほとんど無風の中でのこの光景はまるで別世界に迷い込んだ感覚に陥りそうである。 |
樹氷に包まれ |
標高1120m付近からやや急な登りとなる。このあたりからはダケカンバなのだろうか〜段々と背の低い木々の雪化粧に包まれる。この日の条件はかなり良かったようだ。前日から降り続いた雪が木々の雪化粧を一層華やかなものにしていた。その割には先行トレースはあるにせよ、ラッセルはそれほど深くも無い。 私たちは周囲の光景に目を奪われながら登って行った。今回のレポートはそんな美しさを表現したくて、ほぼ画像がメインとなった。 |
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