高根ケ原から白雲岳避難小屋に向かう。登山道が少しカーブするたびに、前方には白雲岳と緑岳が交互に迫る感じだ。 避難小屋の1km弱ほど手前からまた大雪渓歩きになった。あまり日差しを感じない高曇り、気温も上がっていない事で遠望の輪郭がクッキリと浮かび上がる。高根ケ原から忠別岳、トムラウシ山と広がる大展望を背に歩くのだからたまらない。やがて咲く花々に周囲を飾る白雲岳避難小屋に到着だ、12時40分。 小屋の周囲には数人の方々がいるだけ、ベンチに腰かけて静かなひとときを過ごす。もちろん周囲の花々に目を配りながら・・・カメラを向けながら。 |
白雲岳と右に小泉岳を見ながら(パノラマ写真) |
雪渓を歩きながら白雲岳避難小屋へ向かう |
じっとしていると寒くなって来るほどだ、ひと通り写真を撮り終えて〜ミネラル補給をして、すぐに板垣新道へ向かう。大雪渓を越えてちらほらと咲き始めた花々を楽しみながら小泉岳との分岐に出る。冷たい風が少し吹きぬけていた、そのまま休まずに緑岳へと向かって行く。遠く化雲岳からトムラウシ山、そして奥には十勝連峰、さらに彼方に芦別岳から夕張岳の山並みが霞む。 13時45分緑岳へ、冷たい風が吹き続けていた。誰からともなく〜休まずにそのまま下山して行く、高根ケ原から流れ落ちるような大雪渓を見ながら、、、登ってきたルート(三笠新道)を確認しながら、、、 |
板垣新道の雪渓を行く |
トムラウシ山を見ながら緑岳へ向かう |
緑岳 |
高根ケ原方面を見ながら緑岳から下山 |
エイコの沢崖から第二お花畑、第一お花畑はまだたっぷりと積もった雪の下である。目印の紅ガラが間隔をおいてまかれているものの、視界の悪い時にはルートを特定するのはかなり難しくなるだろう。なだらかで広い雪渓だけにかえって注意が必要である 時々日差しが降りそそぐようになってきた。第一お花畑を抜けると雪渓ともお別れ?である。良く整備された登山道を心地よく下って行く。16時10分〜高原温泉着、総行程14.5km(GPSデータ)9時間10分の充実した山行を終えた。 |
第二お花畑付近の雪渓 |
高原温泉へ |
コースタイム(含休憩時間) 高原温泉 07:00 高根ケ原分岐 10:25 白雲岳避難小屋 12:40 緑岳 13:45 高原温泉 16:10 |
ダイセツヒナオトギリ |
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