この時期に登る山はある程度限られる。夏道が無くて残雪期に楽しめる山(2週間前に登った観音岳)、そして雪が早めにとける標高の低い展望の良い山〜それが今回登った写万部山である。長万部に向かって噴火湾沿いの国道37号線を走っていると、北側に連なるおだやかな山並みの中で一段と端正な姿を見せている山である。標高こそ498.8mと500mにもとどかないのだが、一等三角点にふさわしく、その展望には目を見張るものがある。 2009年4月19日、私達は写万部山登山口に立った。まだ山開きが行われていないので、広い駐車場にあるトイレは閉鎖されていた。登山口にある小さな建物の中には入山届がおいてある。開いてみると〜〜〜どうやら冬の間もスノーシュー等で登っている人が結構いるようだ。「途中撤退・・・」とか「素晴らしい天気・・・」とか、「夏道にはもう雪はほとんどありません」とか書かれている。 午前7時25分、登山口を出発した。間もなく前方に目指す写万部山を見ながら歩くことになる。「良い天気ねぇ〜〜〜」 |
![]() 山頂を見ながらのスタート |
やがて細いダケカンバに囲まれて〜段々と傾斜が増して来るのを感じながら、4合目への登りとなる。風がほとんど無いからちょっと汗ばむほどであった。 写万部山には2002年5月25日に登って以来である。「確かお花も結構咲いていたよねぇ〜」、もう7年前である、その時には朝のうちに長万部岳に〜下りてからその足で写万部山へ登っていた。まだまだ元気いっぱい?だった頃の話しである。ツボスミレやハクサンチドリ、エゾカンゾウ、シラネアオイなどが咲いていた記憶がある。 4合目への登りをクリアすると一旦なだらかになり、、、(登山道の合目標識には現在の標高と山頂までの距離、登山口までの距離が書かれている)5合目からは標高400mの尾根に向かって再び急斜面をジグザグと登って行く。「まだ咲いていないわねぇ」おばさんがカタクリの蕾を指差す。 |
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![]() 4合目への急な登り |
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![]() 急な斜面をジグザグと登って行く |
![]() カタクリはまだ蕾 |
標高約400mの六合目に立つと一気に視界が広がる、山頂に向かって尾根上にまだ少し残った雪を踏みしめながら、そして周囲に広がる展望を感じながら〜気持ちの良い尾根歩きが始まる。遠く長万部岳、そして黒松内岳の背後には大平山、まだまだ雪化粧のままの山々は淡い青空の下に少し霞んで見えていた。 |
![]() 六合目 |
![]() 山頂へと続く尾根道 |
![]() 長万部岳をズーム |
![]() 手前に黒松内岳、奥に大平山をズーム |
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