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もう3月を迎えようとしているのに、今シーズンの山スキー行はまだ7回〜暖気や荒れ模様の天候にすっかり消化不良の状態だった。「今週こそ何処かへ〜〜〜」「だけど雪の状態がねぇ〜」、「いっそ鳥見にする?」「そのあとで日勝峠に行ってみようか」。結局土曜日は南下して「鳥見」三昧???そのまま日高道の駅で車中泊!

2009年3月1日、私達は上空を見上げながら早朝の道の駅を後にした。国道には全く雪は無い、、、車の走行は快適だが〜心配なのは雪質である。「天気はまずまずかなぁ〜〜〜だけど下山はちょっと苦労するかもしれないよ」。日差しを感じつつもちょっと雲の流れも気になる。日勝峠日高側7合目の少し先にある駐車帯が今回の出発地点である。午前7時30分、道路を渡って樹林帯に入った。

無線中継所へと続く作業道を進んで行く。前日のものだろうか〜スノーシューの跡らしきトレースが続いている。上空の日差しを受けながらおばさんはサクサクと気持ち良さそうに進んで行く。「何か〜〜〜良い感じじゃないか!!!」「雪が軽いわよねっ」、標高970m付近から作業道を離れ尾根に向かって登り始めた。ここまで約1時間弱である。

スタート
作業道を進む

尾根へ
尾根取り付き

スノーショーのトレースもこの地点から尾根に取りついていたが、私達はそのトレースから少し離れてラッセルを開始した。ここ数日で降った雪だろうか〜数センチのラッセルは快適である。さすがに日差しが当たっている箇所はちょっと重めの雪になっているものの、概ね軽い足元の雪を踏みしめながら登って行くのは心地良い。
登るにつれて疎林となってきて、見上げると青空〜そして薄い雲が流れて行く。「結構風が強いのかもしれないね」「うん、雲がどんどん流れているから、、、」、ふっと日が陰ったと思うと、すぐにまた日差し降りそそぐ〜そんな繰り返しが続いていた。

視界がどんどん広がって来る・・・真白な雪面と青空と、、、流れる白い雲〜「わぁ〜〜〜綺麗だぁ」先を進むおばさんが叫ぶ。私は久々の光景に満足しながらシャッターを押す。

登り1

登り2

青空1

青空2

「山頂が見えてきたわよっ」青空の下に輝く山頂がついに目に飛び込んできた。これからどんなシーンが展開するのだろうか〜一気に晴れ上がるのか〜それとも雲に覆われてしまうのか〜期待と不安が交差しながら私の脳裏を駆け巡る。

山頂部が見えて
山頂部が見えて・・・

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