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新冠町のサラブレット銀座駐車公園から新冠ダムへと向かう道は、泉地区で舗装が切れる地点でゲートが閉じられていた。2008年4月13日、予想通り青空が広がっていた。今年の夏山シーズンの始動は笹山と決めていた。今回はえりものkusaさんと新ひだか町のwataさんも一緒である。
この山には2年前の4月29日に登っていた。この時にも好天に恵まれ素晴らしい展望に恵まれたが、残雪に行く手を阻まれて少し苦戦した。今年は雪が少ないからもう少し楽に登れるだろう、そんな読みもあった。午前7時55分、ゲート前を出発した。約20分程度で右のオニシベツ林道に入って行く。

スタート地点
スタート地点(ゲートが閉じられている)

オニシベツ林道へ
右のオニシベツ林道に入る

このコースは笹山山頂から北西に伸びる尾根をアップダウンを繰り返しながら登って行く。途中の4つのコブには地図に標高が記されている。標高差約670m、距離にして約6kmの行程はさほど急登も無いが、結構長いと感じるかもしれない。

スタート地点から1時間弱で笹山登山道の標識を見る、あとにも先にももう標識は無い。2年前にこの山に登った時にはフクジュソウが沢山見られた。さて今年は・・・「あらっ、もう終わりがけなのかしら」朝露に濡れたフクジュソウは2年前の鮮やかさと比べることは出来なかった。「沢山咲いていて、とても綺麗だったんですよ」おばさんはkusaさんとwataさんにそう語りかける。「今年の冬は暖かかったからねぇ」ちょっと残念そうにkusaさんが答えた。

標高455.2mの最初のコブへ出ると尾根歩きの始まりだ。背の低い笹を刈り分けた登山道は足元に優しい〜残雪は全く見られなかった。「雪が無いねぇ〜これなら順調ですよ、2年前には結構埋まって大変だったし、登山道も不明なところもあったりして〜〜」

登山口
登山道入口

尾根を進む

そんな登山道も標高600m付近まで来ると少し残雪が見らるようになった。「この程度なら・・・」そう思いながら進んで行く。そして木々の間からは真っ白なイドンナップ岳が姿を見せるようになる。「う〜〜〜ん、木の枝が・・・」「ここからならすっきり見えるよ」、「見ながらちょっと休憩しましょう」私達はザックを下ろしてイドンナップ岳を見つめる。このコースの見所はもちろん山頂付近からの大展望なのだが、登山道を登るにつれて見え隠れする山々も楽しい。

標高698mのコブへの登り付近からは登山道を残雪が覆い始めた。時々ズボッと埋まるもののそれほどストレスを感じるほどでは無い。ただ登山道がやや不鮮明になるのと、作業道跡?も分岐して延びているので、とにかく尾根に沿って上へ登って行くというイメージで進む。

チラッと雪が
登山道に残る雪(標高600m付近)

イドンナップ
イドンナップ岳

ツボ足

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