title

昨年の夏山シーズンの終盤は、、、今年と同じく黒松内岳〜ピセナイ山だった。そして次はピンネシリ(南日高)に登っていたから〜と言うわけでも無いが、今年もやはり狙っていた。「まだ雪が積もらない、放射冷却現象でも発生しそうなキリッと冷えた天気の良い日」なかなか週末にそんな条件が合うのは難しい。
当初はyamazさんもお誘いして日曜日に登る予定だった。しかし、週末の予報はあまり良くない、特に日曜日は曇り時々雨の予報だった。なかばあきらめかけて金曜日の夜に帰宅した。天気予報を見た、「明朝は快晴?冷えるって〜〜〜」どうしても行きたかった、yamazさんにメールして日曜日の予定は中止、すぐに車に乗り込んで三石道の駅まで走った。三石付近まで来ると道路が濡れていた、どうやら直前まで雨が降っていたようだ。

2007年11月10日、6時前に道の駅を出発、途中のコンビニで朝食を仕入れ〜〜〜様似町へ着いたころにはもう朝日が上がっていた。様似町大通2丁目の信号を左折して「新富」方面へ(道道233号)、約10kmで「エサマンベツ橋」を渡りすぐに右折して林道へ入り約8km。ピンネシリの登山口に着いて思わず声をあげた、うっすらと雪が積もっていた〜「今年もだめかぁ〜」、どうやら前日の雨は山では雪に変わっていたのだろう。「でも何か展望が期待できそうよ」午前7時10分、登山口を出発した。
上空は青空、風も弱い〜すっきりと南日高の山々を望めそうだった。うっすらと積もった雪は時には登山道を不鮮明にする、低い笹に覆われた斜面は何処でも歩けてしまうから注意が必要だ。

登山口
登山口から雪が・・・

およよっ、、、雪だよっ

ハイマツも・・・
稜線が見えて来る

ハイマツが目立つようになって稜線が見えて来る。視界も良くなってきて「ほらぁ〜〜〜」とおばさんが歓声を上げて立ち止まる。そして予想通りに雪化粧した南日高の山々が顔を出す、それは朝日を受けて鋭い陰影を際立たせながら輝いていた。「楽古岳よぅ〜〜〜」おばさんがうれしそうに叫ぶ。

大展望の予感がぁ〜
大展望の予感が・・・

やったぁ〜〜〜見よこの展望を!!!

これが楽古岳だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
楽古岳をズーム

稜線が近づくにつれてハイマツが行く手を阻む、、、カメラ片手の私にとってはとても辛いことだった。レンズにキャップはつけているものの、雪の付いたハイマツは始末が悪い、雪がカメラに落ちてくる。しかしこれはまだほんの序の口、これから山頂に向かってからが「ハイマツとの格闘」の本番になるのだから〜
登山道は835m地点の北斜面を進み稜線に飛び出す。標高は約830mくらいである、8時25分。

うううっ

はいはい、ハイマツ・・・
稜線に向かって

登山ものがたりへ 次のページ HOME