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「野の花・山の花 北海道」でおなじみの花パパと花ママが北海道に来ると言う、目的は粉雪三昧の山スキー行である。しかし今年の北海道はとても雪が少なかった。どうせならお二人が登ったことが無い山にご一緒したい。「どこにしようか・・・」そんな悩みを払拭するかのように?いや花パパご夫妻の念力に圧倒されたかのように、寒気がやって来てドカッと雪を置いていった。「いっやぁ〜〜〜お二人の日頃のオコナイでしょうかね」そんな会話を交わしながら・・・直前まで悩んで決めた山が〜今年二度目の大沼山だった。
2008年1月27日、私達は小雪まじりの旧豊羽鉱山のスタート地点に立っていた。メンバーはおなじみのkoyaも含めた5名である。駐車地点では大勢の人が出発準備をしていた、どうやらツアーのようである。「こりゃあラッセル無しかもしれませんよ」私達は笑みを浮かべながら準備を始めた。

そうこうするうちにツアーの方たちは出発して行く。しばらくしてから私達もその跡を追うような形で大沼山に向かうことになった。この山には今月の5日にkoyaさんと登っていたが、さすがに前夜までの降雪ですっかり周囲の様相が変わっていた。一旦少し沢方向へ進んでから急な斜面をジグを切って登り、学校尾根に取り付いた。「快適だねぇ〜」先行されているトレースを辿りながらどんどんと登って行くのだが、、、間もなくちょっと休憩しているツアーの方々に追いついてしまう。

今度は私達がラッセルすることになった。ここ数日でタップリと降った雪で膝上は越えるラッセルとなった、5人で交代でジグを切りながら登って行く。「今日は展望はちょっと無理かもしれませんね」「いえいえ、この粉雪ですもの。これでもう十分ですよ」花ママがうれしそうに言う。

スタート
スタート

学校尾根を登る

学校尾根の途中で休憩していると、ツアーの方々が追い抜いて行く。今度は私達がそのトレースを辿る形になった。やがて960m付近の壁、急斜面の前に立った。ここからは私達が先行して行く形になった、たっぷり積もった雪の中を慎重に進む。斜面の下部を西側にトラバースして行く、先頭のおばさんがまるで雪と格闘しているかのようにグイグイとラッセル、、、花ママに交代、花パパに交代、、、koyaさん、私、、、、そしてまたおばさんが。。。やがてツアーの方々が追いついてきて私達の後に続いた。

壁をトラバース
960m付近の急斜面は西側へ回りこんで

ラッセル、ラッセル
ラッセル、ラッセル・・・

山頂直下でツアーの方々と入れ違う形となったが、約2時間40分ほどで大沼山のピークに立った。もちろん周囲の展望は無い、冷たい風が吹いていた、、、しかし記念写真に写る一行は笑顔だった。すぐにシールを外して下山を開始した。「わぁ〜〜〜っ」おばさんが歓喜の叫びを残しながら粉雪に突っ込んで行く・・・koyaさんが続く。花ママと花パパが「パフパフぅ〜〜〜!!!」とうれしそうに叫びながら滑って行く。素晴らしい雪だった、粉雪が舞い上がった〜〜〜

こうして〜花パパと花パパは満足の笑顔を残して北海道を後にしたのである。

山頂へ
山頂直下を登る

記念写真

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