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1415mコルへの下りは急だ、木々の枝につかまりながら慎重に下って行く。コルからは稜線に沿ってピリベツ岳に向かって行く。踏み跡はほぼしっかりしているので迷うことは無さそうである。ちょっと迂回している箇所が何か所かある程度である。ただ山頂までは特に標識等は無い。振り返ると今下って来た稜線が見えていた。帰路にここをまた登るとなるとちょっと気が重くなるだろうが、、、
ピリベツ岳に向かって小さなアップダウンを感じつつ除々に高度を上げて行く。

コルへの下り
1415mコルへの急な下り

稜線を・・・

振り返ると
下って来た稜線を振り返る

間もなく山頂
山頂は目前

11時20分、ピリベツ岳山頂に立った。西クマネシリ岳を出発してから休憩込みで1時間20分だった。笹に囲まれた狭い山頂部は風も無くポカポカ陽気、、、「気持ち良いですねぇ〜〜〜」「今時期に山頂でこんなにゆったり出来るなんて!」昼食タイムはことのほかのどかであった。

記念写真を撮り、遠望を確認しながら佇む、、、霞んだ山並みは変わっていなかった。逆光のクマネシリ山塊、西クマネシリ岳と奥に南クマネシリ岳。そして雲でなかなかその姿を見せないクマネシリ岳。「今だっ」そんな掛け声とともにシャッターを押す。

記念写真

見つめる。。。

西クマ&南クマ
西クマネシリ岳と右後方に南クマネシリ岳

本クマ
クマネシリ岳

帰路は1415mコルから三ノ沢を下った。yamazさんを先頭に藪こぎである。やがて作業道跡に出てほっとひと息!久々に充実した山行に満足しながら1040土場に飛び出した。「去年は雪でしたからね〜」「でも山頂付近の樹氷はすごく綺麗だったわ」、同じ山でもその時の気象状況により全く違った印象を受けるものである。今回の西クマネシリ岳はとても幻想的だったし、うって変わってピリベツ岳は小春日和のおだやかな山だった。

13時55分、登山口に到着。「ありがとうございました」「お疲れさまでしたぁ〜」「また機会がありましたら・・・」そう声をかけて解散する。札幌までの長い道のりの始まりだ・・・

沢への下り
三ノ沢を下る
作業道跡に出る

編集後記:今回の山行でもうひとつ、出会いがあった。「あれっ、、、」私の眼に飛び込んで来たもの〜それは「オニク」だった。ミヤマハンノキの根に寄生する植物で、2年前にニペソツ山で初めて目にしていた。それ以来の再会?だった。もちろんもう花期は終わっていたが、なんと3本立てと言う豪華さだった。1年草だけにまた同じ場所で見られるわけでもなさそうである。この乾燥品?をしっかりとカメラにおさめた。

オニク
オニク

コースタイム(含休憩時間)
登山口 07:30  1040m土場 07:55  登山歩道入口 08:30  ピリベツ分岐 09:20  西クマネシリ岳 09:40-10:00  1415mコル 10:35  ピリベツ岳 11:20-12:05  1415mコル 12:30 (三ノ沢を下る) 1040m土場 13:20  登山口 13:55 

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