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今年の9月はなんと5連休!私達の予定は直前に決まることがほとんどだ。直前と言っても1週間ほど前、つまり週末の山行が終わった時点で次の予定を決定するわけだ。「4泊5日だねっ」幸い連休中の天気はまずまずのようである。土曜日に出発、忠類道の駅、大雪ダム駐車場で車中泊〜さすがに連休とあってどこも車でいっぱいだ。

2009年9月21日早朝、大雪ダム駐車場で目覚めた。この時期には表大雪の紅葉見物で混雑している、次から次へとシャトルバス乗り場方面へと向かって行く。そんな様子を横目に私達も出発だ。石北峠を越えて間もなく「つるつる温泉」の看板を目印に林道に入る。登山口手前の駐車スペースには2台の車が止まっていた。「さすがにこっちは静かだね〜」そう言いながら装備を整え、7時10分登山口をスタートした。

武華山は8年ぶりだった、その時にはライオン岩コースから登って東尾根コースを下りた。今回は分岐からためらうこと無く、東尾根コースに向かった。ライオン岩コースのきつい登りは避けたかったからである。

スタート
登山口

分岐
ライオン岩コースとの分岐

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天気予報では「晴れ」であったが、クッキリ青空では無かった。高曇りで薄日を感じる程度だった。周囲の紅葉が目に入って来るにつれてやはり日差しが欲しくなって来る。「まあ、それは贅沢ってもんだよ。こんなに静かでおだやかなんだからさ〜」自分にも言い聞かせるようにして私は言った。
登山道は尾根に向かうにつれて斜度を増してくる。しかしそれほどつらい登りでは無い。「綺麗よっ!」黄葉トンネルの中に溶け込むように進んで行く。

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黄葉トンネル

視界が広がる、ライオン岩方面を見る、紅葉が美しい〜1574m地点の尾根に出た。「わぁ〜〜〜っ」おばさんが叫んだ!一気に大展望が広がった。

クマネシリ山塊、そして石狩連峰とその後ろにはニペソツ山とウペペサンケ山、トムラウシ山と十勝連峰も見えている。「これはすごいぃ〜〜〜しかもクッキリじゃないか!!」高曇りの空が遠くの山々の輪郭を際立たせていた。石狩連峰には日差しが注いているのかほんのり赤みも感じるシルエットである。

ライオン岩
ライオン岩方面を見る

クマネシリ
遠くクマネシリ山塊を見て

大展望
石狩連峰を中心に左奥にニペソツ山とウペペサンケ山、右にトムラウシ山

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