２００８年５月１０日、以前からkomaさんと約束していた神居尻山に向かった。神居尻山には３つのコースがあるが、今回はＢコースから登ってＣコースへ下りることにした。午前７時５５分Ｂコース登山口を出発、春紅葉に包まれながら登山道を進んで行く。ほどなく名物？の階段登りが始まる。「ふぅ〜〜〜これがなぁ」そう思いながらもゆっくりと周囲を見回しながら進んで行く。今回の登山の目的は花の写真撮影がメインである、コースタイムなど全く度外視だ。

しかし足元を見るとどうも花々に元気が無い、カタクリはほぼ終わっていたのだが〜〜〜ムラサキヤシオやシラネアオイが全く元気？が無い。「これって今朝の寒さじゃない？」前夜から今朝にかけてかなり冷え込んでいた。ここへ向かう車中から薄氷が張っているのも見かけたくらいだった。いったいあの暖かさは何処へ行ってしまったのか、、、ちょうど咲き始めた花々にとっては想定外のことだったのかもしれない。 「あっ、咲いてますよ・・・キバナイカリソウ、ほらほらこっちにも」おばさんが先頭を歩きながら声をあげる。「ヨシ、撮影タイムにしましょう」私はそう言ってザックをおろした。まだ数は少ないものの〜ちょうど咲き始めだった。komaさんはファインダーを覗く、私も好きなポジションを見つけてシャッターを押す。ザゼンソウを見つけて立ち止まり、綺麗なスミレを見つけてカメラを向けて・・・オクエゾサイシンを見つけてまた立ち止まる。

キバナイカリソウ

ザゼンソウ

オクエゾサイシン

花をズーム

急な登りも標高７０７ｍの尾根に出てほっと一息。「ここからはなだらかな尾根歩きが続きますから」前方には山頂から８４２ｍピークへと続く稜線が目に飛び込んで来る。振り返ると増毛の山々がその全容を見せていた。上空には薄い雲が流れていたが遠望を遮るほどのものでは無い。気温は上がっていないようだが風が弱いので寒さは感じない。ゆっくりと尾根を進んでやがて８４２ｍピークに立った。

山頂から８４２ｍピークへと続く稜線を見ながら

８４２ｍピークに立つ、、、彼方には増毛の山々が見える

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