羊蹄山と尻別岳を見ながら

大雪原が広がる

「おぉ〜〜〜っ」「わぁ〜〜〜っ」私達は叫んだ、目の前に一面なだらかな大雪原が広がった。青空と柔らかな陽射し、そしてキラキラと輝く雪面、おばさんは気持ち良さそうに歩き出した。

恐る恐る振りかえってみる、途中の国道からは雲で見え隠れしていた山々、そう、それは尻別岳であり、羊蹄山であり、、、「見えてるぞぅ〜〜〜」、手前に盛り上がるように尻別岳、後ろに控える羊蹄山、それは夫婦の山のようであり、前方羊蹄と後方羊蹄と呼ぶに相応しい位置どりで聳え立ち・・・「このロケーションだよっ」私はシャッターを押し続けた。

羊蹄山と尻別岳
羊蹄山と尻別岳

前方に竹山
前方に竹山を見ながら・・・

すぐ横の貫気別山を見ながら進む、ルスツリゾートスキー場の山である。スキー場から流れる音声が聞こえて来る、滑っている人達の姿も見える。
静かな山中ではちょっと興醒めと感じる人が多いようだが、私はあまり気にならない性質である、山頂に鉄塔などがあっても無視できる。「そこにはそれがあるんだ!」と決めつけてしまうからなのか、それとも他の美しさにドップリとのめりこんでしまうからなのか。

貫気別山
貫気別山

山頂はゆっくりゆっくりと近づいて来る。少し冷たい風が吹いてきておばさんは脱いでいたアウターを着こんだ。放牧地だったのだろうか、一面真っ白な大雪原、こんなに風が弱い日は珍しいに違いない。天気が良い時には最高の気分で歩くことが出来るが、吹雪で視界不良となったら一変して恐ろしい空間となってしまうだろう。

白い雪面に点々とアニマルトラックが走る、エゾユキウサギの足跡と、、、何の足跡だろうか、交差するように、重なるようにして彼方へと消え去っていた。

振りかえると、、、札幌近郊の山々は霞んでいて確認出来ない、さすがにそこまでは見せてくれないと言ったところか!あきらめて再度羊蹄山と尻別岳を見る!

うぅ・・・・

背景はちょっと霞み
背後に広がる展望は霞んでいた(左端にアニマルトラック)

嗚呼〜〜〜あぁ〜〜〜

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