上の壁〜山頂へ、ラッセル、ラッセル〜〜〜

やっとの思いで下の壁を登り切り左の斜面を意識しながら進むと、やがて前方にはなだらかな真っ白い雪面が広がり、日差しに輝く木々を楽しみながら進んで行くと、上の壁の斜面が見えて来るのです。「おっ、誰か滑って来るよ」、ヒョイヒョイとターンを繰り返しながら壁を滑り降りて止まりました。聞くと手稲ハイランドスキー場側から来たとのこと!そう言う手もあるんですね。

前方に上の壁
前方に上の壁が迫る

koyaさんを先頭に上の壁を登り始めました。うっすらと残るトレースはボードの滑った跡でしょうか、とにかく登りのトレースは無く、膝下までのラッセルを続けることになるわけで、、、

青空と白い雪、樹氷と流れるような斜面、そんな中をサクサクとラッセルして行く様子は絵になるわけであり、おっさんはシッカリとカメラを構えながらシャッターを押し、koyaさんはテレマークの板でのラッセルに俯きながら登るわけであり・・・

登るんだ
上の壁を登る

登れば・・・

眼下には札幌市街が一段と大きく広がって、高速道路が市街を突っ切るように霞んだ視界の中に消えて行くわけでぇ〜〜〜「う〜〜〜ん、なかなか綺麗だよなぁ・・・この光景は」おっさんはそう言いながらシャッターを押し、先頭を行くkoyaさんに声をかけるのでした。「ラッセル代わりますよぅ〜〜〜」、「う〜〜ん、もう少し」、「ホッ・・・」

眼下に・・・
眼下に札幌市街が広がる

ラッセル、、、
上の壁を横切るように登り・・・

上の壁を登りきりってほっとひと息、「休憩しましょう、まだ直下の登りがありますから」一行はザックを下ろして小休止です。と、下から一人の男性が登って来ました。「ラッセルありがとうございました、助かりました」そう言って先に登って行きました。「ふぅ〜〜〜助かるよね、、、これで!」一行はミネラル飲料を飲み干しながら微笑んだのです。

さて、ザックを担いでいよいよ山頂直下の登りです。おばさんは元気良く先行している男性のトレースを追い始めました。

ラッセル〜
山頂直下へ向かって〜

山頂が近づくにつれて急になって来る斜面、やがて先行している男性に追いついて「ラッセル代わりましょうか」と言おうとした時、更に後ろから一人の男性が登って来て「いっやぁ〜〜〜ありがとうございました。最後くらいラッセルさせて下さい」とのこと! 遠慮なくお願いして、あとはトレースに沿って登るだけ、「良かったぁ〜〜」おっさんはホッと胸を撫で下ろしていたのです。

直下もラッセル

山頂直下の急斜面を登る

深いラッセル

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