やっとの思いで下の壁を登り切り左の斜面を意識しながら進むと、やがて前方にはなだらかな真っ白い雪面が広がり、日差しに輝く木々を楽しみながら進んで行くと、上の壁の斜面が見えて来るのです。「おっ、誰か滑って来るよ」、ヒョイヒョイとターンを繰り返しながら壁を滑り降りて止まりました。聞くと手稲ハイランドスキー場側から来たとのこと!そう言う手もあるんですね。 |
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koyaさんを先頭に上の壁を登り始めました。うっすらと残るトレースはボードの滑った跡でしょうか、とにかく登りのトレースは無く、膝下までのラッセルを続けることになるわけで、、、 |
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眼下には札幌市街が一段と大きく広がって、高速道路が市街を突っ切るように霞んだ視界の中に消えて行くわけでぇ〜〜〜「う〜〜〜ん、なかなか綺麗だよなぁ・・・この光景は」おっさんはそう言いながらシャッターを押し、先頭を行くkoyaさんに声をかけるのでした。「ラッセル代わりますよぅ〜〜〜」、「う〜〜ん、もう少し」、「ホッ・・・」 |
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上の壁を登りきりってほっとひと息、「休憩しましょう、まだ直下の登りがありますから」一行はザックを下ろして小休止です。と、下から一人の男性が登って来ました。「ラッセルありがとうございました、助かりました」そう言って先に登って行きました。「ふぅ〜〜〜助かるよね、、、これで!」一行はミネラル飲料を飲み干しながら微笑んだのです。 |
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山頂が近づくにつれて急になって来る斜面、やがて先行している男性に追いついて「ラッセル代わりましょうか」と言おうとした時、更に後ろから一人の男性が登って来て「いっやぁ〜〜〜ありがとうございました。最後くらいラッセルさせて下さい」とのこと! 遠慮なくお願いして、あとはトレースに沿って登るだけ、「良かったぁ〜〜」おっさんはホッと胸を撫で下ろしていたのです。 |
山頂直下の急斜面を登る |
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